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中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介

ドッグライフカウンセラー
原京子
[記事公開日]  [最終更新日]
柴犬やウェルシュコーギーなど人気の高い中型犬ですが、最近は室内飼育をされる方が目立ちます。
室内飼育をすると、おろそかにしてしまいがちなのが「散歩」ではないでしょうか。
中型犬は、毎日散歩をする必要があるのでしょうか。
散歩をするメリットや、行わないことで生じるデメリットには、どのようなことがあるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、中型犬の散歩の必要性やメリットデメリット、必要な回数や距離などを詳しくまとめました、。
[ 目次 ]
中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介
近年では犬を室内で飼育する方が増えていて、昔のように庭で見かける機会は減ったように思います。
犬を室内で飼育することで、散歩を毎日しないという方も増えています。
柴犬やウェルシュコーギーといった人気の犬種である中型犬は、室内でも飼いやすい種類が多く存在します。
室内で飼育をする中型犬は、散歩をしなくても大丈夫なのでしょうか。
散歩をすることのメリットは運動以外にもなにかあるのか、また、散歩をしないことで生じるデメリットがあれば知っておきたいところです。
そこでこの記事では、中型犬の散歩の必要性や必要な回数や時間、距離などを詳しくまとめました。

中型犬の種類

中型犬は性格の安定したものが多く、室内でも飼育しやすいバランスのとれた犬種が多く存在します。
日本でも人気な中型犬には、以下のような種類が該当します。

・柴犬
・シェットランドシープドッグ
・ウェルシュコーギーペンブローク
・アメリカンコッカースパニエル
・ビーグル
・フレンチブルドッグ
・ブルドッグ
・ボストンテリア
・甲斐犬
・北海道犬
など

中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介

散歩の必要性とメリット

散歩といえば適度な運動というイメージが強いかと思います。
確かに散歩には運動効果もありますが、実はそれよりも以下のような効果が期待できます。

・日光浴による栄養吸収
・皮膚や身体の強化
・飼い主とのコミュニケーション向上
・社会性が身につく
・犬同士の会話による情報交換

散歩では、日光浴による健康効果や社会性を身に着けることができます。
日光浴は、カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDの合成をはじめ、皮膚の強化や寒暖差に負けない強い身体を作る効果が期待できます。
また、日光を浴びることでセロトニンと呼ばれる脳内ホルモンが分泌されます。
セロトニンは別名幸せホルモンと呼ばれ、イライラなどのストレス緩和や、夜に眠気を促すメラトニンという物質の分泌を促進します。
私たち人間も、セロトニンが不足するとうつ病などのストレス疾患にかかりやすくなるという研究結果が報告されています。
日光浴は曇りや雨の日でも可能ですが、窓ガラス越しでは不十分ですので、外で直に浴びる必要があります。

ほかにも、人間社会でストレスなく安全に生活するためには、人間社会のルールを学ぶ必要があります。
ルールには、主に以下のようなことが挙げられます。

・人間やほかの犬に噛んだり吠えてはいけない
・散歩中は「つけ」をする
・車など危険なものがある
・拾い食いはいけない
・飼い主の言うことを聞けば安全に生活できる

これらのルールは、人間が教えてあげないと犬は学ぶことができないため、飼い主がしっかりと指導をする必要があります。
散歩中に危険なものやいけないことを教えることで、飼い主が主導権を握ることができるため、しっかりとリーダーシップを確立することができます。
人間社会でのルールを知ることは、犬が社会性を身に着けるために重要で、社会性が身につくことでストレスなく生活をすることができます。

また、犬が散歩中に臭いを嗅ぐ行為は、犬同士で情報交換をしているとされています。
犬はもともと群れで生活しているため、コミュニケーションは欠かせません。
臭いを嗅ぐことで、ほかの犬の情報を取得し、犬同士の社会性を身に着けることができます。
そのため、散歩中に臭いを嗅ぐことをダメとするのではなく、臭いを嗅いでも問題のない場所であれば、会話であると考え臭いを嗅がせてあげましょう。

中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介

散歩をしないデメリット

散歩にはさまざまな健康効果があることが分かりました。
では、逆に散歩をしないことで生じるデメリットはあるのでしょうか。
散歩をしないことで生じるデメリットは、以下が挙げられます。

・肥満の原因になる
・ストレスがたまり問題行動の要因になる
・社会性が乏しく適応能力が低下する
・抵抗力が下がり病気にかかりやすくなる

中型犬は運動を多く必要とする犬種もいるため、室内だけでの飼育では運動不足に陥り肥満の原因に繋がります。
また、犬同士の会話や日光浴ができないことはストレスになり、結果吠え癖や噛み癖などの問題行動を引き起こすリスクが高まります。
また、散歩をしないことは体内時計がくるってしまい夜遅くまで眠れない、夜鳴きをするなどの原因にもなります。
ほかにも、散歩には人間社会で生きていくために多くのことを学ぶ良い機会ですが、それをしないことで社会性が乏しく、来客時に威嚇をしたりほかの犬とのコミュニケーションが取れなかったりするなど、さまざまな悪影響を引き起こします。

散歩にはさまざまな健康効果がある一方で、散歩をしないということはその健康効果を得られないということになります。
結果、愛犬が心身ともに健康に生活をするために支障をきたす場合があります。

中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介

中型犬の散歩の時間や回数・距離

中型犬の散歩回数は1日2回、朝と夕方の食前に行うのが理想的です。
食後に運動をすると胃捻転のリスクが高まるため、食前に行うようにしてください。
散歩の時間は犬種や体調により30~50分ほどで、距離にすると2キロほどが目安です。
台風や大雨などをのぞき、基本的に毎日行う必要があります。
散歩の時間はしっかり決めず、例えば朝は6~9時の間、夕方は16~18時の間など、ある程度アバウトにすることをおすすめします。
犬はしっかり時間を把握するため毎回同じ時間に行っていると、万が一その時間に散歩ができない場合、ストレスを強く感じてしまいます。

中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介

犬種によっては別途運動が必要

中型犬には、狩りの補助をする狩猟犬や間接狩猟犬、牧場で働く牧羊犬や牧畜犬など、運動を多く必要とする犬種も存在します。
ボーダーコリーやウェルシュコーギーペンブロークなどが該当します。
これらの犬種は、散歩だけでは運動が不十分なため、別途庭やドッグランなどを利用して思い切り走り回れる時間を設けることが必要です。
そのため、室内だけで生活することは非常にストレスになり、愛犬の心身健康のために良くありません。
中型犬を飼育している方は現状今の運動量で足りているのか、健康状態はどうかなど、犬種や体格、体調とともにもう一度見直してみましょう。

中型犬に毎日散歩は必要?必要性や時間など紹介

まとめ

中型犬には柴犬やウェルシュコーギーなどが該当し、運動を多く必要とする犬種も少なくありません。
散歩には適度な運動以外にも、ストレス解消や日光浴、飼い主とのコミュニケーション、社会性を身に着ける、犬同士の会話による情報交換などさまざまな健康効果があります。
そのため、散歩をしないことは身体が弱り病気にかかりやすくなったり、ストレスがたまり問題行動の原因になったりするなど良くありません。
そのため、中型犬に毎日の散歩は必要不可欠だといえるでしょう。
また、運動を多く必要とする犬種には、散歩以外にも自由に走り回れる時間を設けることも大切です。
散歩で得られる健康効果は私たち人間も同様ですので、愛犬と一緒に散歩をすることで共に心身健康向上に役立てみてはいかがでしょうか。

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