子猫を保護した時にすることは?ポイントを紹介
子猫を保護するに至る経緯は様々なですが、捨て猫を保護したり、脱走してしまった子猫を保護することもあります。
そんな保護した子猫をどうしたら良いのかポイントを紹介します。
子猫を保護したら?
生まれて間もない子猫はあまり見かける機会が少ないと感じる方もいますが、親猫が育児放棄して露頭に迷っていたり心無い人により捨てられてしまったりして子猫を拾うケースがあります。
子猫を保護する方は保護した子猫の状態をいち早く確認することが大切になります。
重要なことは子猫の月齢を確認して正しいケアを行うことです。
また、基本的には子猫を保護したらその子の健康状態を確認するために一度動物病院を受診するようにします。
拾った子猫にはノミ・ダニなどの寄生虫がいることがあります。
さらには、皮膚炎やなんらかの疾患があるケースも考えられるため獣医さんの診察を受けることが大切になります。
猫を飼ったことがない方などは獣医さんから正しい保護した時のケアについてもアドバイスがもらえるため安心ですよ。
子猫を拾った時間が夜間であり、すぐに動物病院を受診できない際には子猫の体温が下がらないように保温に努めて翌日には動物病院を受診するようにします。
①飼育スペースを確保する
まずは拾った子猫をお世話するための飼育スペースを用意しましょう。
取り急ぎ段ボール箱などにタオルなどをいれて子猫の寝床を作ります。
ケージなどを用意してあげれば心強いですね。
子猫の月齢が低い場合には、授乳が必要になりますので猫用ミルクを用意してミルクを与えます。
また生後3週目ぐらいまでは排泄のケアも必要になりますので、授乳の後に排泄を促すために肛門まわりをティッシュなどで軽くチョンチョンと刺激してあげます。
月齢が高く、自力で排泄が可能な場合には猫用のトイレを用意します。
猫は本能的に砂の上で排泄するため、初めての方でもそこまでトイレのしつけには苦労しません。
さらには新鮮なエサとお水を飲むための食器などをそろえます。
そのまま子猫を家族としてお迎えして飼育する場合には、猫用のおもちゃやキャットタワーなどを設置してあげるのも良いでしょう。
②最初は先住猫がいる場合には接触させない
子猫を保護する方の中にはすでに自宅で猫を飼っているという方もいます。
子猫を保護したら別室に子猫の飼育スペースを作るようにして、先住猫とは接触させないようにします。
ノミやダニが規制する可能性やカビなどの皮膚炎がある場合感染してしまうケースもあるからです。
また、か弱い子猫が先住猫の存在にストレスを感じてしまい弱ってしまうこともあります。
環境に慣れるまでは別々に飼育するようにして子猫の体調が安定してきたら徐々に一緒にするようにします。
初対面の際には必ず飼い主さんの目の届く部屋で対面するようにして子猫と先住猫の様子を見ながらはじめは短時間から始めることが大切です。
先住猫の性格によっては新たな子猫の存在や環境の変化にストレスを感じることがあります。
どうしても飼い主さんは子猫のお世話に集中しがちになりますが、先住猫優先でお世話するようにしましょう。
③里親を募集する場合には準備をする
子猫を保護しても一時的なものであり、自宅で飼うことが難しい場合には里親を募集します。
その時に大切なことは子猫の健康状態や疾患があり、ケアが必要ならばきちんと明記して募集します。
子猫の特徴を載せたチラシを動物病院に貼らせてもらったり、SNSで募集する方法もありますが、近所に子猫を保護して里親を募集してくれる団体がないか確認してみます。
保護猫をお世話している愛護団体であれば、一緒に里親を探してもらえることもあります。
また、里親を決める上で最も重要なことは信頼できる終生飼育を約束してくれる里親さんに子猫を渡すことです。
子猫を保護する理由は様々ですが、捨てられたり親猫とはぐれてしまったりと子猫はなにかしらの悲しい経験をしています。
この先子猫が幸せになれるように信頼できる里親さんをみつけてあげたしょう。
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