猫は何匹まで一緒に飼えるの?多頭飼いのススメ
猫の多頭飼いは可能ですが、何匹までしいくすることが可能なのかと多頭飼いのポイントを紹介します。
猫の多頭飼いは可能!ポイントを押さえる
実際に猫を多頭飼いしている方はたくさんおり、複数の猫を飼うことは可能です。
しかし、多頭飼いにはいくつかのポイントがあり、愛猫の性格に合わせて検討する必要があります。
そもそも多頭飼いは何匹まで大丈夫なのか疑問を持っている飼い主さんもいるかと思いますが、極論を言えばきちんと終生飼育ができ猫の一生に責任を持ってお世話することができれば、多頭飼いに上限はありません。
しかし、現実問題として猫の頭数が増えた分だけ経済的な負担は増します。
さらには、猫は生き物ですから当然食費やトイレ用品などの消耗品の費用もかかります。
健康を維持するためのワクチンや病気や怪我になった際の治療費についても頭に入れておく必要があります。
特に治療費は動物病院では人間のように保険が効かないケースも多いため、治療費が高額になることもあります。
糖尿病などの生活習慣病は一生付き合っていく病であり、定期的な通院や投薬が必要になります。
そんな中でも寿命を全うできるようにするには、通院や投薬の他にも療法食が必要になります。
家庭の経済状況やご自宅の広さにより飼える頭数は変化しますが、一般家庭の場合は戸建てならば多頭飼いの数を増やしても、10匹前後に留めておくことが理想的です。
多頭飼いによりおこる飼育崩壊
上記の項目で経済的に余裕があり、一生に責任が持てるならば猫の多頭飼いは上限はないと紹介しましたが、多頭飼いをする飼い主さんは猫の命の数だけ責任が伴います。
テレビなどで避妊や去勢を行わなかったせいで猫が際限なく増えてしまい飼育崩壊した現場などの映像を見たことがある方もいるでしょう。
飼育崩壊は、飼い主さんが猫の一生に責任を持つことが負担になり飼育を放棄してしまったり、増えすぎた頭数を管理できずに劣悪な環境で猫を飼育している状況を指します。
飼育崩壊は1匹でも起こる可能性はありますが、多くの場合には多頭飼育が原因のケースがあります。
猫にとって人と暮らすことが不幸になってしまっては飼い主さんにとっても、愛猫にとっても悲しい結果になります。
病気や飢えに愛猫が苦しむような飼い方は絶対に避けなくてはなりません。
繁殖を望まない場合には、必ず去勢や避妊手術を行い猫の頭数を増やさないようにすることも飼い主さんの責任の一つです。
さらには、ワクチンを受けさせて病気になったら動物病院に連れて行く、毎日のご飯や飼育スペースを快適に保つための掃除ができるなどの条件が満たされた範囲内で多頭飼いすることが最も重要になります。
多頭飼いは先住猫を基準にする
多頭飼いのポイントとして飼い主さんの経済的余裕の範囲でと紹介してきましたが、もう一つの大事なポイントは先住猫の負担にならないように新しい子を迎えて多頭飼いすることです。
猫の多頭飼いは先住猫との相性を見極めることがポイントです。
先住猫が環境の変化に敏感でストレスに弱く、体調不良を起こす可能性がある場合や神経質で外部の猫に対して攻撃的になりやすいなど縄張り意識が強い子の場合には多頭飼いは慎重に検討する必要があります。
人もそうですが、猫同士でも合う合わないの相性があります。
先住猫と新しく迎えた猫が喧嘩してしまい相性が悪いときには別々に飼育するなどの対策も必要になります。
先住猫の性格がおおらかで穏やかな場合には多頭飼いはしやすくなりますが、もしも喧嘩してしまう可能性がある場合には多頭飼いについて家族でよく話し合いましょう。
飼い主さん本意で強引に多頭飼いを始めてしまうと先住猫とのこれまで築いてきた信頼関係の崩壊にもつながります。
先住猫がストレスから体調不良になるような事態は避けなくてはなりません。
新しく猫をお迎えして初めて対面させる日には必ず飼い主さんの目が届く場所で短時間から初めて、それぞれの様子をよく観察するようにします。
お世話も基本的には先住猫優先で行うようにしましょう。
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