猫がトイレではない場所で排泄をするトイレトラブルの原因と対策法!
猫がトイレで排泄できないときには、いくつかの原因が考えられるので、猫がトイレで排泄できない理由を探して対策をしていきましょう。
しかし、トイレを覚えたはずの猫がトイレ以外の場所で排泄をしてしまうときには、さまざまな原因が考えられます。
また、猫がトイレから出てきたときにハイテンションになって、走り回ったり雄たけびをあげるなどのトイレハイについても解説をしていきます。
猫が砂をかける理由は?
猫はトイレシートで用を足すのではなく、猫砂に排泄をしたあと、砂をかけて排泄物を隠す習性があります。
猫の祖先は単独で行動していたため、敵に狙われないように、尿や便のにおいを消すために砂で排泄物を隠していたようです。
そのため、家庭で飼われている猫にも、名残として猫砂をかける習性が残っていると言われています。
猫砂には、さまざまな素材や大きさ(形)があるので、飼い主さんが使いやすく、愛猫が排泄をしやすい猫砂を探してみてください。
猫がトイレで排泄できないのはなぜ?
【1】トイレが汚い
猫はとてもきれい好きなので、汚れた場所では排泄を嫌がることがあります。
トイレを掃除すると、すぐにトイレに入る猫がいますが、これはトイレがきれいになるまで待っていたり、男の子はにおいをつけるために掃除が終わったトイレに入っていることがあります。
【2】トイレに入ったときに怖い思いをした
トイレに入ったときに、大きな音がして驚いたことがある、犬に吠えられてしまったなど、怖い思いをすると、トイレに入ることを嫌がる場合があります。
このほかストレスがあるときにも、トイレ以外の場所で排泄をしてしまうことがあります。
【3】トイレの構造が苦手
入口に扉が付いていて、くぐって入るタイプのトイレは、砂が飛び散らないので、扉をくぐって入れる猫にはとても便利ですが、扉をくぐって入ることができない猫もいます。
トイレはさまざまなタイプがあるので、入口や構造にも注目して、愛猫が使いやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。
【4】飼い主さんにかまってほしい
トイレ以外の場所で排泄したときに、「ダメでしょ~」と声をかけられて、かまってもらえたと認識してしまうと、飼い主さんの気を引きたくて、トイレではない場所で排泄をしてしまうことがあります。
トイレ以外の場所で排泄をしたら、できるだけ早く、においが残らないように掃除をしましょう。
排泄をしているときや掃除をしているときは、声をかけたり触ってしまうと、猫は気を引くことができた、もう一回やってみようと繰り返してしまうこともあるので、できるだけかまわずに掃除をしてください。
【5】高齢や認知症
高齢でトイレに行くまでに間に合わなかったり、認知症でトイレが分からなくなっていることもあります。
高齢の猫がいる場合は、トイレの段差ができるだけないものを選んだり、普段の行動範囲にトイレを設置するようにしてみてください。
【6】膀胱炎などの病気
膀胱炎でトイレが間に合わなかったり、尿路結石などの病気が隠れていて、排泄に痛みがあるときもトイレで排泄することができなくなることがあります。
尿に異常があるときや気になる症状があれば、早めに動物病院を受診するようにしてください。
トイレハイはどうして起こる?
トイレで排泄(便)をしたあとに、走り回ったり、大声で泣いたりすることを、トイレのあとにハイテンションになることから「トイレハイ」といいます。
トイレハイの原因には所説ありますが、野生で生活していたころは、排泄物のにおいがすると敵に狙われやすくなるため、その場からすぐに逃げるために走り出していたことから、その名残ではないかと考えられます。
また、排泄中は副交感神経が優位になりますが、終わったあとは交感神経が刺激されるため、ハイになってしまうのではないかといわれています。
トイレハイは病気ではありませんが、痛がるしぐさがあるときには、病気が隠れていることもあるので注意が必要です。
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