犬によって違う!獣医師が勧めるピッタリのフィラリアのお薬はどれ?
また、基本的には獣医さんにお任せしている、という方も多い中で、実はしっかりと予防できていなかった!もっと合う薬もあったのね!というケースもあります。
特に子犬を飼い始めたばかりの方は、フィラリアという言葉も『???』という状況ではないでしょうか。
まずは簡単なフィラリア予防薬の説明から読んでみましょう。
そして、すでに成犬の方は、そのワンちゃんに合っているフィラリア予防薬を選択しているのかの確認し、改めてどのようなタイプのお薬があるのか知っておきましょう。
フィラリアのお薬とは。
フィラリアとは、正式名を犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)といい、名前の通り糸のような白くて細長い寄生虫のことです。
フィラリアを持った蚊に、犬が血を吸われることにより、犬の体にフィラリアが入ってしまいます。
この寄生虫は、犬の心臓の中に居座ってしまうため、感染してしまうと心臓の働きが悪くなり、犬の寿命がとても短くなってしまいます。
このフィラリアの感染を予防するのがフィラリアのお薬(フィラリア予防薬)です。
蚊が吸血する時期(おもに気温が25度を超える時期)が予防期間になります。
予防薬には、オヤツタイプ、スポット(滴下)タイプ、注射タイプ、錠剤タイプがあり、どれもメリットとデメリットがあります。
それぞれの特性を知って、ワンちゃんにピッタリの物を使用するようにしましょう。
オヤツタイプについて。
オヤツタイプ、あるいはチュアブル錠と呼ばれるものです。
ワンちゃんにとってはオヤツのように美味しく作られており、自分からパクリと食べてくれるため、人気の予防薬となってます。
最近では、フィラリラだけでなく、ノミやダニも一緒に予防できる〝オールインワン”というものもあり、一番人気となっています。
オールインワンであれば、ノミダニ予防薬を投与する手間が無くなるので、とても便利です。
ただし、これを喜んで食べないワンちゃんもいます。
警戒心が強い、食餌にあまり興味がない、食欲が旺盛ではない、というワンちゃんには向きません。
こっそり吐き出しているコもいるので注意しましょう。
スポット(滴下)タイプについて。
背中に液を垂らすタイプです。
無理に食べさせる必要が無いため、オヤツに興味のないコや、食べ物に警戒心のあるワンちゃんによく使用されます。
また、こっそり吐き出していた!、逆に2個同時に食べてしまった!などのリスクは低くなります。
月齢が早く、体重がかなり小さい子犬さんにも使用できるものがあります。
このスポットタイプは、背中に付けたあとに、皮膚の違和感からものすごく背中をこすり付けたり、グルグル回ったり、とにかく嫌がるワンちゃんがいます。
そして、多頭飼育している場合には、お互いに舐めてしまってヨダレが止まらなくなることもあるので、乾くまで注意しましょう。
また皮膚炎がある場合も避けた方が良いでしょう。
錠剤タイプについて。
シンプルに薬剤のみで、見た目も、人の飲み薬のようなタイプです。
なによりも低価格であることが多いです。
食欲旺盛で、ご飯に錠剤を乗せておけばバッチリ食べるよ!というコには最適。
また添加物や蛋白源なども入っていないため、食物アレルギーは出にくいとされています。
オヤツタイプよりも小さいので、慣れてくればゴクッと飲ませることも可能です。
お薬単独では自分からは飲まないので、やはり食欲旺盛か、従順に投薬できる性格である必要があります。
注射タイプについて。
比較的、フィラリア予防薬の中では新しい種類になります。
一回のお注射で一年間、ずっとフィラリア感染を防いでくれます。
警戒心が強くて食べない、背中につけると凄く嫌がる、多頭買いで投薬管理が大変、飼い主様が多忙、というケースでとても有用です。
うっかり投薬し忘れた!ということが無いのが一番のメリットでしょう。
そのかわり、注射になりますので、ワンちゃんはチクッと一瞬痛い思いをします。
また費用的には他よりも高く設定されていることが殆どです。
成長期など、体重の変動がある時期には使用することができません。
高齢期に肝臓や腎臓の値に変化が合った時にも、要注意となります。
まとめ。
さて、お家のわんちゃんの性格、体質、生活に合ったフィラリア薬はどれだったでしょうか?
オールインワンのオヤツタイプから、注射に変更して、ノミダニ予防をし忘れる!というケースも多くなっています。
お薬の変更時には予防の漏れがないか注意しましょう。
どれであっても大切なことは、必ず毎年、決められた時期には投与すること。
投与ミスをしないこと。
そして、シーズンの投与開始前には必ず血液検査でフィラリラがいないことを獣医師に確認してもらうことです。
この血液検査をせずに、自己判断で購入、投薬をすると、フィラリラに感染していた場合にはアレルギー反応がでることがあります。
必ず獣医師の指示に従って投与するようにしましょう。
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