犬も寝不足になるの?適正な睡眠時間とは
犬の睡眠時間について紹介します。
犬も寝不足になる?
人は寝不足になるとイライラしたり、頭が痛くなったりと心身ともに健康に影響がでますよね。
寝不足はさまざまな不調の原因であり、健康的な生活を送るためには、良質な睡眠は必要不可欠です。
健康の基盤として、良質な睡眠は大切ですが犬は何時間ぐらい寝るものなのでしょうか?
愛犬の年齢によっても適切な睡眠時間は異なりますが、成犬は10時間前後の睡眠時間が理想になります。
成長途中の子犬の場合には、14時間前後の睡眠が必要でありもちろん犬も人と同じく寝不足になるので、十分な睡眠時間を確保してあげる必要があります。
人よりも睡眠時間が長く必要な理由としては、基本的に犬は深く眠るレム睡眠の時間が短いとされています。
ノンレム睡眠の状態が長いため、1日を通して短時間の睡眠を繰り返しているのです。
犬も寝不足になると、ストレスを感じてイライラしたり、身体をしきりになめたりします。
食欲不振や下痢などの体調不良の原因にもなるため、快適に眠れる良い環境を作ることが必要です。
愛犬可愛い快適に眠るための環境づくりのポイントを紹介します。
犬が快適に寝れる環境とは?
本来犬は夜行性であり、日中寝る生き物です。
そのため、家庭犬でも明るい時間帯なうとうとお昼寝している様子が見られますよね。
しかし、人の生活リズムに合わせて暮らしている家庭犬は飼い主さんの生活リズムにあわせて夜一緒に寝ているというケースも多いです。
加えて日中は生活音や刺激が多いので、お昼寝しても熟睡できることは少ないです。
日中のお昼寝が快適にできるように少し薄暗くて静かな落ち着けるスペースにお気に入りのペットなどを設置してあげると良いでしょう。
また、飼い主さんのそばが愛犬にとってはもっとも安全な場所であり、安心して身体を休めることができます。
飼い主さんのそばで愛犬がお昼寝をしているときには、必要以上に構わずに刺激しないように配慮しましょう。
また、夜の睡眠については犬は暗くて狭い場所が好きです。
野生下では巣穴で生活していた経歴から、本能的に暗くて狭い場所を好む傾向にあります。
そのため愛犬のケージは、部屋の隅の風通しの良い場所に置くようにして、人の出入りの少ない角などに設置すると落ち着いて休むことができます。
さらには、車の音などがしないできるだけ静かな環境を作ってあげると集中して休むことができます。
飼育スペースが汚れているとストレスの原因にもなるため、こまめに掃除を行い、綺麗な環境で生活できるようにしましょう。
飼い主と一緒に寝るのはNG?
結論から言えば飼い主さんと愛犬が一緒に寝ること自体悪いことではありません。
一緒に眠ることで安心感や幸福感をかんじることができるので、絆を深めながら幸せなひとときを過ごすことも良いでしょう。
しかし、原則として愛犬がしっかりと飼い主さんをリーダーとして認めており、信頼関係がきちんとできている状態であることが必要です。
飼い主さんの寝床で粗相などしないようにするためにもしつけは必須でしょう。
上下関係をはっきりさせない曖昧な状態で一緒に寝てしまうと、飼い主さんに対して横柄な態度を取るようになったりと問題行動につながる可能性があるため、注意が必要です。
さらには、感染症などの観点からも一緒に寝ながらキスをしたりなどのスキンシップは避けるのが望ましいです。
また、注意したいのは愛犬がチワワなどの小型犬は、飼い主さんが就寝中につぶしてしまう危険があります。
体格差がある場合には愛犬の安全を確保できるか検討してから一緒に眠るようにしましょう。
お互いの身体がぶつかって熟睡できないなどの問題があるときには、愛犬のケージの近くで眠るなどライフスタイルに合わせて工夫しましょう。
シニア犬の睡眠時間は長くなる
子犬は1日14時間前後睡眠時間が必要だと紹介しましたが、シニア犬も同様の睡眠時間が必要になります。
これは基礎体力が低下してきて、疲れやすくなるため眠って過ごす時間が増えるためです。
個人差がありますが、食事や排泄以外は寝て過ごす子もいます。
引きこもりがちになりやすいシニア件ですが、健康に長生きするためには適度な運動や日光浴などを行い刺激することが大切です。
運動は新陳代謝を活発にして、筋肉の衰えを予防する効果があります。
また、バランスの良い食事をすることにより睡眠の質もあがるため、身体に無理のない範囲で適度な運動を取り入れて健康的な生活を送りましょう。
シニア犬が寝てばかりなのはある程度仕方のないことですが、普段の様子を観察してぐったりしている、意識がないなど異変にすぐに気付けるようにしましょう。
少しでも普段と違う様子が見られた時には、獣医さんの診察を受けましょう。
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