高齢猫の体調管理 気をつけるべきことはここです。
でてきます。
どの仔も成長とともに起こりえることで有りぜひ一読しておいてくださいね

整形疾患
悪性腫瘍(癌)
など10歳をこえると上記の病気は特に気をつけなければいけません。
では詳しくお話しして行きましょう
腎・泌尿器系疾患
まず、腎・泌尿器系の疾患についてお話しいたします。
簡単に言うとおしっこ系の病気ですね。
なんと慢性腎不全は猫の死因のトップなんです。
猫ちゃんは、尿の濃縮機能が高いのですが、そのため腎臓にとても負担がかかりやすいのです
腎臓の機能の多くを失い体内の老廃物を除去できなくなった状態を
【慢性腎不全】といいます。
腎臓に持続的に炎症がおこるのは
【慢性間質性腎炎】といい
その後慢性腎不全に至ることも多いです。
病気が進行して多飲多尿などの症状が出る前に食事療法などを行うことが
大切です
このような症状が出た場合はすぐに、獣医師に診察をうけてください。

整形疾患について
近年では、猫の変形性関節症も猫ちゃんで多くみられます。
加齢とともに関節軟骨がすり減り、関節を動かしにくくなる
とくに
膝かんせつ
また関節
など動かすと痛むために、活発に動けず生活の質が低下してしまうことが多く見受けられます。
高さのあるタワーや椅子などは猫ちゃんのお部屋からはなるべく
撤去していた方がよいかと思います

悪性腫瘍(癌)について
犬以上に、悪性の割合が多いのが実は猫ちゃんなんです。
腫瘍にも良性のものと悪性のものがあるのですが、猫ちゃんは悪性の腫瘍の割合が高いです。
特に多いのが
【乳腺腫瘍】
【扁平上皮癌】
【メラノーマ】
【悪性リンパ腫】
手術ができないものもあり、治療方法はそれぞれ異なります。
毎日の遊びの時間にしこりのチェックをしてみてください

まとめ
近年猫ちゃんの寿命も延びてきております
寿命が伸びればそれだけ病気のリスクも、もちろん増えます。
高齢期に多い病気を理解し、早期発見に努めることがなにり大切です。
病気や老衰によって介護が必要になった場合は
家族や獣医師と連帯をしてひとりで抱え込まないようにしましょう。
介護用品などを利用しながら、共倒れをしないように工夫をかんがえましょう。
近年は動物の介護施設などまだすこしですが
できてきているようです。
そちらを利用しながら高齢の猫ちゃんとともに飼い主様ががゆっくりストレスなく生活できるように
してくださいね
無理なく長く続けられる方法を考えてみてください。

ポイント
ポイントとしては、自己判断で大丈夫だろうと様子をみていると
かえって病気が悪化することもあります。
気になる症状があればできるだけ早く獣医師に相談して、見てもらいましょう。
先にもお話しましたが、どんな病気でも早期に気づけば治せる可能性は高まります
治療困難な病気であったとしても
適切なケアでよりよい生活を送らせることができます。
幸せなニャンライフをお過ごしくださいね。
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