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猫におやつは必要?与える際の注意点やおやつの種類を解説

ペットフード/ペットマナー検定
北村満保
[記事公開日]  [最終更新日]
猫におやつは必要なのでしょうか?正しいおやつの与え方や与える際の注意点、おやつにはどんなものがあるのかを分かりやすく紹介します。
[ 目次 ]
猫におやつは必要?与える際の注意点やおやつの種類を解説
愛猫がうれしそうにおやつを食べる姿は癒やされますよね。でも、与え方を間違えると健康を害してしまう可能性があります。

では、猫におやつを与える際にはどのような点に注意をしたらよいのでしょうか?おやつの必要性や種類も含めて紹介していきます。

猫におやつは必要か?

猫は総合栄養食のキャットフードを与えていれば1日に必要な栄養素を十分に補うことができます。ですから、栄養学的な観点から言えば、おやつを与えなくてもなんの問題もないのです。

とはいえ、猫におやつを与えるなと言いたいわけではありません。

猫におやつを与えることでのメリットもありますので、生活の中に上手に取り入れることをおすすめします。

では、どのようなときにおやつを与えるのがよいのでしょうか。

・猫と飼い主のコミュニケーション
・猫の楽しみとして
・しつけのごほうび
・爪を切るときなど嫌なことから意識をそらす

おやつは、愛猫とのコミュニケーションにぴったりのアイテムです。外出から帰ってきたときや遊びの後に与えたり、しつけや爪切りなどのごほうび、猫が嫌なことをするときに気を紛らわすのにも重宝します。

おやつは、与えなければいけないものではありませんが、愛猫との距離を縮め、仲良くなるきっかけにもなります。

猫におやつは必要?与える際の注意点やおやつの種類を解説

猫におやつを与える際の注意点

おやつは、あくまでも「間食」であって、主食の代わりにはなりません。猫に求められるがままに与えれば、ご飯を食べなくなったり、肥満や病気の原因になってしまうこともあります。

猫におやつを与える際には次の点に注意をしましょう。

・与える量は守る
・与える回数は1日3回まで
・与えるタイミングに気をつける
・療法食を与えている場合は獣医師に相談する

では、具体的にはどのように与えたらよいのでしょうか。

■おやつは1日の摂取カロリーの10〜20%まで
猫におやつを与える際は、1日の摂取カロリーの10〜20%が目安です。いつものご飯の量にプラスして与えるのではなく、カロリーの10〜20%をおやつに置き換えます。

また、ダイエット中の場合は最大でも1日の摂取カロリーの10%までに抑えます。病院でダイエットの指導を受けている場合は、自己判断で与えず、かならず獣医師に相談しましょう。

■おやつの回数は1日3回まで
1日の摂取カロリーを超えなければ、回数はあまり気にしなくてもよいと言われています。ですが、無制限に与えていいわけではありません。目安としては1日2〜3回くらいが妥当という意見が多いようです。

■猫におやつを与えるタイミングは?
猫におやつを与える際は、タイミングにも注意しましょう。

①食後や食間に
おやつを与えるタイミングは、食事に影響しにくい食後や食間がベストです。食事の前におやつを与えるとお腹が満たされてご飯を食べない原因になることがあります。また、おやつは嗜好性が高いため、食事の直前に与えると、ご飯ではなくおやつをほしがる原因になる場合も。

②しつけのごほうび
爪切りが上手にできた、キャリーバッグやケージに入ってくれたなど飼い主さんの意図に沿う行動をしてくれたときに与えます。猫が「○○をしたらいいことが起きた」と認識するとしつけがしやすくなります。

③嫌なことをするとき
猫にとって嫌なことをする際にもおやつが活躍します。たとえば、爪切りが大嫌いな猫に、おやつを与えながら切るだけで、驚くほどあっさり切らせてくれることもあります。

■療法食を与えている場合はおやつはNG!
病気の治療中で療法食を食べさせている場合は、基本的におやつを与えることはできません。おやつを与えることで治療に影響が出ることがあるからです。おやつを与えたい場合は、必ず獣医師に相談してください。

猫におやつは必要?与える際の注意点やおやつの種類を解説

猫用おやつは5種類もある

猫用のおやつは、水分量や製造方法の違いにより大まかに分けて5種類あります。猫によって好みがありますので、愛猫の好みのものを見つけてあげましょう。

■ドライタイプ
水分量が少なく手で与えることができるため、しつけのごほうびにも使いやすいタイプです。とくに、ドライフードが好きな猫におすすめです。歯磨き効果のあるおやつなど、お悩みに配慮した商品も多数販売されています。保存性が高く扱いが楽なこともあり人気のタイプです。

■ウェットタイプ
嗜好性が高く、水分が多く含まれているため水分補給にもおすすめのタイプです。また、やわらかいため、噛む力の弱い子猫や老猫にも安心した与えることができます。

缶詰めやパウチのものが一般的で、ムース状、ペースト状、スープ状など様々な形状のものがあります。

水分量が多いため保存がきかず、開封後は冷蔵庫で保管しなければいけないのがデメリットです。

■フリーズドライタイプ
フリーズドライのタイプのおやつもあります。商品にもよりますが、そのまま食べることができるもの、水で戻しても食べられるものなどがあります。

添加物が少ない傾向にあるため、健康指向の飼い主さんにもおすすめです。少しお値段が張るものが多いように思います。

■ジャーキータイプ
鶏肉や牛肉などを乾燥させたタイプのおやつ。猫用のジャーキーは、塩分が控えめで、添加物が使われていない商品が多いです。適度な歯ごたえがあり、肉らしさを感じることができるため肉食の猫に人気。保存性が高く、扱いやすいのでおすすめです。

■素材そのままのタイプ
肉や魚を焼いたり、蒸したりして乾燥させたものが一般的。猫用の煮干などもこのタイプです。添加物の心配も少なく、味付けがされていない商品が多いので、素材そのままのおいしさを味わうことができます。

猫におやつは必要?与える際の注意点やおやつの種類を解説

まとめ

栄養学の観点から考えると、猫におやつを与える必要はありません。しかし、コミュニケーションやしつけのごほうび、お手入れの際のストレス軽減などおやつがあると助かることもあります。愛猫との円滑な生活のために、おやつを上手に活用していきましょう。

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