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猫の爪切りの種類と選び方のポイントを詳しく解説

ペットフード/ペットマナー検定
北村満保
[記事公開日]  [最終更新日]
猫の爪切りには、ハサミ、ニッパー、ギロチン、ピコック、電動ヤスリの5つのタイプがあります。今回は、爪切りの選び方から、それぞれの特徴、メリット、デメリットを紹介します。
[ 目次 ]
猫の爪切りの種類と選び方のポイントを詳しく解説
猫の爪切りにはハサミ、ニッパー、ギロチン、ピコック、電動ヤスリの5つのタイプがあります。それぞれにメリットやデメリットがあり、使い勝手も異なるため、どれを選んだらいいのか分からないと言った声も聞かれます。

今回は、猫の爪切り選びのポイントとそれぞれの特徴、メリット、デメリットなどについて詳しく紹介します。

猫用爪切りの選び方のポイントは4つ!

猫の爪切り選びのポイントは以下の4つです。

1.切れ味の良いもの
2.音が小さいもの
3.年齢や爪の状態に適したもの
4.猫が嫌がらないもの

猫の爪切りでいちばん重視したいのは切れ味です。スパッと切れないと爪を押しつぶすような切り方になるため、爪が割れる原因になります。また、爪を切られること自体を猫が不快に感じるかもしれません。

次に注意したいのは音です。爪を切ったときの音を嫌がる猫は以外と多いのです。とくに、音に敏感な猫は音が大きめだと言われているニッパータイプは避けた方が賢明でしょう。音が静なギロチンタイプをおすすめします。

また、加齢によって爪が固くなったり、巻き爪になったりすることもあります。愛猫の爪の状態にあった爪切りを選ぶようにしましょう。

そしてなによりも、猫との相性がいいかどうか。爪切りのタイプによって好き嫌いが別れることもあります。愛猫にとってストレスにならない爪切りを見つけてあげましょう。

ハサミタイプ

安価で手に入れやすいのがこのタイプです。普通のハサミを小さくしたような構造で使い勝手も同じなので、初めて使う人にも扱いやすいという特徴があります。比較的コンパクトなものが多く、猫を怖がらせる心配もないでしょう。

最近は先端部を曲げたデザインのものが増えていて、刃を爪に垂直に当てやすい分、爪を切るときに不自然な姿勢にならなくてもよくなっています。

ハサミタイプは、爪を押しつぶすようにして切るため、大人の硬い爪だと割れる原因になる場合があります。どちらかというと、やわらかい爪を切るのに適しており、子猫におすすめです。猫が成長して切りづらさを感じるようになったらほかのタイプに切り替えることを検討しましょう。

猫の爪切りの種類と選び方のポイントを詳しく解説

ニッパータイプ

工具のニッパーと同じ構造で、刃はハサミのような形状のものや人間用の爪切りに似ているものがあります。子猫から老猫まで使うことができ、扱いやすいことで人気のタイプです。

見た目はいかついですが、その分力を入れて握れるので、太くて硬い爪でも楽に切れるのがよいところです。また、切る部分が見やすいので長さの加減がしやすく、爪が割れる心配も少ないです。

爪を切ったときの音が大きめなものが多いのが、少し気になる点です。神経質な猫だとびっくりしてしまう場合があるので、音に敏感に反応するタイプなら避けたほうがよいかもしれません。

お値段はピンキリで、人間の爪切りそっくりなタイプは千円台からありますが、職人のこだわりが詰まった逸品的なものだと1万円を超えるものもあります。

ギロチンタイプ

穴に爪をとおしてレバーを握ると刃がスライドして切れる構造からギロチンタイプと呼ばれています。

猫だけでなく、小型〜中型犬や鳥にも使えるので、複数種類のペットを飼っている人には便利でしょう。獣医師にも愛用者が多いタイプです。

切れ味がよくて切り口もきれいに仕上がるうえに、爪が割れにくいのも特徴です。

また、切るときに大きな音がしないので、爪を切る音が苦手な猫でも大丈夫な場合が多いです。実際、音に敏感なのにこのタイプなら切らせてくれるという声もよく聞かれます。

ただし、爪をどれぐらいまで穴に入れるかの加減がつかみづらく、慣れないうちは深爪に注意が必要でしょう。

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ピコックタイプ

鳥の横顔のようなデザインが特徴で、ギロチンタイプに似た構造をしています。開いたくちばしの部分に爪を差し入れてレバーを握って切るという操作はギロチンタイプと同じです。

違いは口が開いているところです。ギロチンタイプは穴に爪を差し入れる必要があるために巻き爪を切れませんが、ピコックタイプなら無理なく対応できます。

スパッと切れて、切り口がきれいなうえに、切るときにも大きな音を立てません。爪を切るときの音や感触が苦手な猫もいやがらずにきらせてくれるようです。

また、太い爪や硬い爪も切りやすいので、猫だけでなく犬や鳥にも使えます。

ギロチンタイプ同様に少し慣れが必要ですが、切る位置がわかりやすく切りやすいといった声も多いです。

また、左右非対称のデザインなので左利きの人はやや使いづらいと感じるかもしれません。

電動ヤスリタイプ

爪を切るのではなく削って短くできるのが電動ヤスリタイプです。

電動式のヤスリで少しずつ削っていくので長さの調節がしやすくなっています。また、刃物で切るとどうしても角ができるのに対して、こちらは爪の先を丸くなめらかに仕上げられるのが特徴です。

深爪の心配があまりないので、爪を切るのに慣れていない人におすすめです。その一方で、爪を短くするのに時間がかかるため、途中で猫に逃げられる可能性もあります。

また、モーターや爪を削るときの音、振動を嫌がる猫も多いので、かなりおとなしい猫向きと言えるでしょう。ただ、最近は音が静かで振動も少ないタイプもあるので、気になる飼い主さんは試してみるのもよいかもしれません。

まとめ

猫の爪切りには、ハサミ、ニッパー、ギロチン、ピコック、電動ヤスリの5つのタイプがあります。それぞれにメリットやデメリット、向き不向きがあるので、愛猫に合ったものを使うようにしましょう。

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