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猫はきゅうりを嫌がる?与えても大丈夫?

愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
[記事公開日]  [最終更新日]
夏の野菜の中でも、きゅうりはアレンジしやすく食べやすい野菜です。
しかし、猫はきゅうりを嫌がる子もいます。
猫にきゅうりを与えても良いか紹介します。
[ 目次 ]
猫はきゅうりを嫌がる?与えても大丈夫?

猫にきゅうりを与えても良いのか

第一人に猫にきゅうりを与えて良いのか、という点ですが大丈夫です。
きゅうりはそのほとんどが水分であり、夏の水分補給として役に立ちます。

きゅうりにはビタミンやミネラルが多少含まれていますが、いずれも少量であり、ほとんど栄養素がありません。
逆に言えば、猫に有害な成分が特段入っていないので、与えても害になりにくい点が魅力になります。

きゅうりは現在、生食が主流ですが、江戸時代には不味い野菜として庶民の間でもあまり食べられていなかったと言われています。
そんなきゅうりは、猫が興味を持つことは少ない野菜でもあり、猫自体がきゅうりを食べ物と認識して、率先して食べるということはあまりあまりないでしょう。

きゅうりを与えるか与えないかは、完全に飼い主さんの判断になりますので、愛猫の嗜好や様子を見ながら一口程度与えれば十分です。

猫はきゅうりを嫌がるのか

猫にきゅうりを与えても、問題はないと紹介しましたがキュウリの姿を見て、びっくりして飛び跳ねている猫の動画などを見たことはありませんか?

なぜ驚くのか、明確な理由は明らかになっていませんが、きゅうりの形状が天敵の蛇に似ているため驚いたり、警戒するという説と見たこともない形状にびっくりすると理由はさまざまなようです。

いずれにしても、きゅうりを目の前にして愛猫が嫌がるそぶりを見せた場合には、無理に与えるのはやめましょう。

きゅうりは猫に与えても良い食材ですが、必ず与えなくてはならないというものではありません。
猫の生活にきゅうりは不要ですので、様子を見ながら与えましょう。

仮にきゅうりを見て、愛猫が驚く場合には、すぐにきゅうりをどけて猫から見えないようにしましょう。
びっくりしている様子は可愛らしい気もしますが、猫に多大なストレスを与えることにもなり、体調不良の原因にもなります。

猫にきゅうりを与える時の注意点

猫が嫌がるときには無理やりきゅうりを与えないと紹介しましたが、きゅうりは猫の食生活になくても全く困らない食材です。

食欲のない猫ちゃんや、水をあまり飲まない猫ちゃんの水分補給として活用するようにしましょう。

また、与える時にはきゅうりの皮を剥いて一口サイズに切って与えましょう。
きゅうりの皮は硬くて、猫の消化器官に負担をかけることにもなります。

さらにはきゅうりは常温のものを与えるようにします。
きゅうりは身体を冷やす効果があり、夏に好まれる理由の一つですが、猫が身体を冷やしすぎるのは良くありません。
与える前にお湯をかけて少し温めておくか、常温に戻してから与えるようにしましょう。

きゅうりはシニアの猫には与えないようにします。
ほとんど栄養価のないきゅうりですが、きゅうりの持つ栄養成分の中で、シニアの猫が気をつけなければならないものが、カリウムです。

カリウムには水分を排出する効果があり、逆に脱水になる可能性や、高齢で腎臓の機能が弱った猫にはカリウムの排出がうまくいかずに、高カリウム血症を発症してしまう可能性があります。

高カリウム血症とは、筋肉の収縮がうまくいかなくなり、足に力が入らなくなり、脱力したり、嘔吐下痢、元気喪失、食欲不振といった症状が見られます。

高カリウム血症が原因で、心臓に負担がかかり心臓発作などのリスクもあるため、高齢の猫に進んできゅうりを与えるのは、避けましょう。

きゅうりを好む猫の特徴

本来猫は肉食動物であり、きゅうりなどの野菜を好むことは少ないです。
さらには、食物繊維が豊富な野菜類を与えすぎてしまうと、猫の消化器官に負担になり、下痢や嘔吐、消化不良などの不調を招く原因になります。

食卓の中で飼い主さんが食べているきゅうりに関心を持っており、きゅうりに対して怖がる様子がない、食べようとしてくるときにおやつの代わりに変わり種として、ごく少量を与えるのが良いでしょう。

注意点としては、飼い主さんが食べているきゅうりを欲しがるからと、そのまま人と同じきゅうりを与えてはいけません。

人用に味付けされたきゅうりは、猫にとって味が濃すぎるので体に負担がかかります。
ドレッシングや調味料がかかっていない、無味のきゅうりを与えましょう。

きゅうりを欲しがる猫は一定数おり、味の好みや嗜好性によりきゅうりを欲しがる場合もあります。
野菜をおやつとして取り入れているご家庭の場合には、きゅうりを食べ物として認識しやすけ欲しがる可能性もあります。

いずれにしても、野菜の与えすぎは猫の消化器官に負担になりますので、少なめに与えましょう。

まとめ

猫にきゅうりを与えても良いのか、猫にきゅうりを与える際の注意点について紹介しました。
きゅうりを怖がる猫もいるため、愛猫の様子を見ながら与えましょう。

水分補給にきゅうりはおすすめです。

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