毛が抜けにくい犬種5選!抜け毛が少ない理由も解説
ここでは、毛が抜けにくい犬と毛がよく抜ける犬の違いと、毛が抜けにくい犬種について紹介します。毛が抜けにくい犬の飼育を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
毛がよく抜ける犬と抜けにくい犬の違いは?
毛がよく抜ける犬か、抜けにくい犬かの違いは、「換毛期」が関係しています。
犬は、「ダブルコート」と「シングルコート」の2種類に分けられます。ダブルコートは、体温を維持する「アンダーコート」と皮膚を守る「オーバーコート」の2種類の被毛が生えているのが特徴です。アンダーコートは5~7月、10月~12月の年2回、夏毛から冬毛に、冬毛から夏毛に生え変わる換毛期があります。そのため、ダブルコートは抜け毛が多いと言われています。
一方、シングルコートは、アンダーコートがなく、オーバーコートのみの被毛を指します。シングルコートの犬種は、換毛期がほとんどなく、ダブルコートよりも抜け毛が少ない傾向にあります。
毛が抜けにくい犬種5選
ここでは、毛が比較的抜けにくい犬種を5種類紹介します。それぞれの犬種の性格なども紹介しますので、犬種選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
◆プードル
プードルの被毛はシングルコートのため、毛が抜けにくいとされています。またカールした毛をしているため、抜けた毛が床などに落ちにくいのが特徴です。プードルには、身体の大きさ別に「トイプードル」、「ミニチュアプードル」、「ミディアムプードル」、「スタンダードプードル」と4種類の犬種に分けられます。特にトイプードルは日本では人気が高く、犬種の人気ランキングには必ずランクインするほど知名度も高い犬種です。非常に賢く、誰にでも友好的に接するため、犬の飼育初心者の方でも飼いやすいとされています。
被毛は巻き毛のため、放置すると絡まって毛玉になりやすく、日々のブラッシングが必要です。また、毛の伸びも早いため、月に1回ほどサロンなどでカットが必要になります。
◆シュナウザー
シュナウザーの被毛は、ダブルコートですが、ワイヤー状の硬くごわついた被毛をしているため、比較的抜け毛が少ない傾向です。プードルと同様に、身体の大きさによって種類が分けられ、「ミニチュアシュナウザー」、「スタンダードシュナウザー」、「ジャイアントシュナウザー」の3つの犬種があります。やや頑固な一面もありますが、飼い主に従順で、良きパートナーになるでしょう。
シュナウザーの被毛は、伸びてくると視界を遮ったり、犬が動きにくくなったりするため、定期的なトリミングが必要です。ごわごわした被毛ですが、足先やお腹部分などは絡まりやすいため、週に1回ほどはブラッシングもする必要があります。
◆シーズー
シーズーは、ダブルコートの被毛ですが、比較的抜け毛が少ない犬種として知られています。性格は、明るく穏やかで、吠えにくい犬種とされています。誰にでも友好的に接することができるので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して飼育できる犬種です。
長く柔らかな被毛は、毛玉になりやすく、ブラッシングなどの日々のお手入れが必要です。またシーズーの被毛は常に伸び続けるため、バリカンなどでカットをしてもらいましょう。
◆ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアは、シングルコートため、抜け毛が少ないとされています。好奇心旺盛でエネルギッシュな犬種です。負けん気が強く、自分よりも身体の大きな犬に向かっていくこともあるため、しっかりとしたしつけが必要です。
ヨークシャーテリアの被毛は、シーズーと同様に床に被毛がついても伸び続けるため、トリミングをする必要があります。ヨークシャーテリア特有の美しい被毛を保つためには、日々のお手入れもかかせません。
◆ビションフリーゼ
丸いアフロのような特徴的な見た目で有名なビションフリーゼは、ダブルコートの犬種です。しかし、プードルと同じような巻き毛のため、抜け毛は少なく、抜けた毛が地面に落ちにくいという特徴があります。明るく陽気な性格で、誰にでもフレンドリーに接することができます。飼い主の言うこともよく聞くため、しつけのしやすい犬種と言えるでしょう。
ビションフリーゼの白く、ふわふわの被毛を保つためには、日々のブラッシングなどのお手入れが必要です。また、被毛が伸びてくると、お手入れが大変になり、毛玉ができる原因になるため、月に1回ほどサロンなどでトリミングをしてもらいましょう。
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