もしもの時に必ず役立つハウスのしつけ!災害対策、同伴避難を実現するために
ペット災害危機管理
大谷幸代
[記事公開日] [最終更新日]
現在徐々に全国の自治体が同伴避難を可能とする取り組みを進める中で、飼い主である自分自身にも求められる義務があることを十分に認識する必要があります。
周囲に迷惑や不快な思いを与えることの無い様に日ごろから愛犬の「ハウス」のしつけを徹底しておきましょう。
[ 目次 ]
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数々の災害が起き、愛犬の同伴避難が社会全体の課題となる中で
・一緒に避難をしたい
・そばにおいておきたい
という飼い主の声と
・鳴き声がうるさい
・抜け毛が飛び散り不衛生
・犬が怖い
という周囲の声とがあります。
この両方の要望を全てかなえることは災害の現場では当然不可能です。
ただお互いが折り合いをつける方法として
・周囲に迷惑をかけない
・危険を及ぼさない
・騒音をださない
という方法はあります。
この方法を実現するためには、飼い主が愛犬に「ハウス」という待機のルールを教え、実践させることが必要です。
ハウスのしつけとは
・決められたキャリーバックやサークルの中で過ごす
・中に入っている間は吠えない、暴れない、威嚇しない
・内部で排泄をしない
という基本ルールがあります。
災害の場面を想定したしつけの場合、室内に置くサークルではなくプラスチック製キャリーバックでのしつけ練習が理想的です。
まずは愛犬の体にぴったり合ったサイズのキャリーバックを用意し、避難用品と合わせてすぐに持ち出せる場所に常備しておきましょう。
犬は本来狭く薄暗い穴倉のような場所を好み、安心感を覚える習性があります。そのためハウスのしつけはさほど難しいものではなく、またハウスで過ごすことも辛いことではありません。
ハウスのしつけを教える方法は
・愛犬の鼻先にオヤツをかざし、集中させます
・愛犬がオヤツを見ている状態でハウスの中にオヤツを転がしいれます
・愛犬がオヤツをおいかけ、キャリーバックに入る瞬間に「ハウス」と声をかけます
このようにとても簡単な手順で教えることが出来ます。
もちろん最初はオヤツを拾いすぐに外に出てくるでしょう。
それでも十分課題はクリアしていますから、無理にハウスに押し戻す必要はありません。
・ハウスの中に危険がないこと
・居心地のいい場所であること
を愛犬が徐々に理解できればいいのです。
何度か繰り返すうちに、ハウスの中に愛犬のタオルやブランケットを入れ置くと、気が付けば自らすすんでハウスに入り、昼寝をするようになります。
この習慣がつけば、日ごろ
・来客があった時
・掃除機をかける時
・短時間の留守番をさせる時
・車に乗せる時
などの場面でこのキャリーバックを活用しハウスで過ごすことに慣れさせてゆきましょう。
ハウスのしつけが有効性を見せるのは飼い主以外の人間が愛犬のお世話を引き受ける場面です。
災害の現場では飼い主が怪我を負う事や愛犬とは別部屋で過ごさなければならないこともあります。そのような時、ハウスやキャリーバックでの滞在に慣れていない状態では安全に他人に預けることが出来ません。
もちろん犬がむき出しのままではリードがついていても避難所や施設に入室させる事も出来ません。
愛犬を無事に避難させ、安全な場所ですごさせ、かつ飼い主も安心しているためには周囲への配慮もふくめハウスのしつけ、習慣がとても大切です。
これから新たなしつけを行うこと、新しい習慣を作ることは難しいと敬遠しがちですが、犬は大変学習能力が高く何歳からでも新しい事を覚えることが出来ます。
難しく構えずに、楽しく愛犬のハウスのしつけに取り組んでみましょう。
同伴避難と周囲の意見を両立させる唯一の方法が「ハウス」
数々の災害が起き、愛犬の同伴避難が社会全体の課題となる中で
・一緒に避難をしたい
・そばにおいておきたい
という飼い主の声と
・鳴き声がうるさい
・抜け毛が飛び散り不衛生
・犬が怖い
という周囲の声とがあります。
この両方の要望を全てかなえることは災害の現場では当然不可能です。
ただお互いが折り合いをつける方法として
・周囲に迷惑をかけない
・危険を及ぼさない
・騒音をださない
という方法はあります。
この方法を実現するためには、飼い主が愛犬に「ハウス」という待機のルールを教え、実践させることが必要です。
ハウスのしつけとは
・決められたキャリーバックやサークルの中で過ごす
・中に入っている間は吠えない、暴れない、威嚇しない
・内部で排泄をしない
という基本ルールがあります。
災害の場面を想定したしつけの場合、室内に置くサークルではなくプラスチック製キャリーバックでのしつけ練習が理想的です。
まずは愛犬の体にぴったり合ったサイズのキャリーバックを用意し、避難用品と合わせてすぐに持ち出せる場所に常備しておきましょう。
ハウスのしつけの教え方はゲーム感覚で
犬は本来狭く薄暗い穴倉のような場所を好み、安心感を覚える習性があります。そのためハウスのしつけはさほど難しいものではなく、またハウスで過ごすことも辛いことではありません。
ハウスのしつけを教える方法は
・愛犬の鼻先にオヤツをかざし、集中させます
・愛犬がオヤツを見ている状態でハウスの中にオヤツを転がしいれます
・愛犬がオヤツをおいかけ、キャリーバックに入る瞬間に「ハウス」と声をかけます
このようにとても簡単な手順で教えることが出来ます。
もちろん最初はオヤツを拾いすぐに外に出てくるでしょう。
それでも十分課題はクリアしていますから、無理にハウスに押し戻す必要はありません。
・ハウスの中に危険がないこと
・居心地のいい場所であること
を愛犬が徐々に理解できればいいのです。
何度か繰り返すうちに、ハウスの中に愛犬のタオルやブランケットを入れ置くと、気が付けば自らすすんでハウスに入り、昼寝をするようになります。
この習慣がつけば、日ごろ
・来客があった時
・掃除機をかける時
・短時間の留守番をさせる時
・車に乗せる時
などの場面でこのキャリーバックを活用しハウスで過ごすことに慣れさせてゆきましょう。
時には他人に託すことが必要な場面も
ハウスのしつけが有効性を見せるのは飼い主以外の人間が愛犬のお世話を引き受ける場面です。
災害の現場では飼い主が怪我を負う事や愛犬とは別部屋で過ごさなければならないこともあります。そのような時、ハウスやキャリーバックでの滞在に慣れていない状態では安全に他人に預けることが出来ません。
もちろん犬がむき出しのままではリードがついていても避難所や施設に入室させる事も出来ません。
愛犬を無事に避難させ、安全な場所ですごさせ、かつ飼い主も安心しているためには周囲への配慮もふくめハウスのしつけ、習慣がとても大切です。
まとめ
これから新たなしつけを行うこと、新しい習慣を作ることは難しいと敬遠しがちですが、犬は大変学習能力が高く何歳からでも新しい事を覚えることが出来ます。
難しく構えずに、楽しく愛犬のハウスのしつけに取り組んでみましょう。
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