犬のカラダに優しいおやつ作りませんか?~スイートポテト~
さつまいもで免疫力アップ!
さつまいもといえば、まず食物繊維豊富と思い浮かびますね。このさつまいもにはセルロースとヤラピンという食物繊維が含まれています。これらの食物繊維は、犬がお腹の不調を訴えたときに有効な食材です。また、ビタミン、ミネラルも豊富でエネルギー代謝をアップしてくれるため、太りにくい体質作りに一役買ってくれるのです。
お腹の調子を整えてくれる食物繊維が豊富
さつまいもには、さつまいもにしか含まれないヤラピンという成分があります。このヤラピンが腸の蠕動運動を促進してくれるのです。また、セルロースとの相乗効果によって、腸が刺激され便秘の解消に役立ちます。下痢をしてしまったときは、1日絶食させた後に、ふかしたサツマイモを少量与えてみると効果が期待できます。また、セルロースには、コレステロールを低下させる作用や血糖値をコントロールする働きもあるので、大腸がん、糖尿病などの予防に役立ちます。
ダイエット効果が期待できる優秀なビタミンB群、ミネラル、βカロチンが豊富
さつまいもに含まれるビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)によってエネルギー代謝がアップ、このため太りにくい体質を作ってくれます。また、βカロチンは犬のカラダの中でビタミンAに変わる栄養素です。このβカロチンは、犬にとってとても大切な栄養素で、例えば鼻(ピンク色など)の色抜けを防ぐ有効な成分と言われています。熱を加えることで効率よく摂取できる成分でもあるので、スイートポテトなどにすることはとても有効です。
また、さつまいもは、芋類の中でビタミンCの含有量がトップです。ビタミンCには抗酸化作用があり皮膚や血管の老化を防ぐ効果があり、免疫力アップにも役立ちます。さつまいものビタミンCは、熱に強いので加熱しても損なわれることはありません。
ガン細胞の抑制をしてくれるなど、いいことずくめのさつまいも
さつまいもには、ガン細胞の繁殖を抑制してくれるガンクリシオド、塩分を排出してくれるカリウム、骨を丈夫にするカルシウム、老化を予防する「若返りのビタミン」ビタミンEなど、犬のカラダに良い成分がいっぱい含まれています。
さつまいもをあげる時の注意点
さつまいもの主成分は炭水化物です。糖質が多く含まれているのでカロリーが高く、おやつにプラス食餌のトッピングなどとあげすぎると肥満になる可能性があります。さつまいものカロリーは、100gあたり132kcal(生の場合,蒸した場合は131kcal)です。大きめのさつまいも1本では約390kcalあります。さつまいもを主食とする訳ではないので、おやつとしてさつまいもをあげる量の目安は、10kgの体重に対して1.5cmの輪切り1枚程度/1日を目安としてあげてみて下さい。美味しいさつまいもですが、上げすぎには注意が必要です。また、生のさつまいもは消化が悪いため加熱してから犬にあげて下さい。生で上げると消化不良を起こしてしまう可能性があります。
犬に美味しくて優しいスイートポテトを作りましょう
生のままでは消化されないさつまいもは蒸してあげることが、犬にとっては有効です。また、皮の部分には、消化酵素,アントシアニン、抗酸化物質などが含まれているので、皮付きのままあげるのがベストです。もし、初めてさつまいもをあげるのでしたら、まずはサイコロ状に小さくカットしたものを与え、お腹の調子みるようにしてください。
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