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犬のカラダに優しいおやつ作りませんか?~スイートポテト~

ホリスティックケアカウンセラー
西村百合子
[記事公開日]  [最終更新日]
犬との暮らしに欠かせないアイテムの一つとして「おやつ」があります。お留守番のご褒美だったり、しつけのご褒美だったりとあらゆるシーンで役に立つおやつは手元に欠かせません。でも、市販のおやつには添加物が心配。そんな方も多いはず。そこで、飼い主にも犬にも美味しい安心で無添加、さらに健康にも役立つおやつのレシピをご紹介します。
[ 目次 ]
犬のカラダに優しいおやつ作りませんか?~スイートポテト~
私たち飼い主も大好きなさつまいもは、ふかす、蒸す、焼くなど調理も簡単です。さつまいもは加熱する事により、甘みもグッと増してその美味しさに甘いものが大好きな犬たちは大喜び。そんなさつまいもですが、美味しいだけではなく、とても栄養豊富な優秀な食材です。今回は、犬にとって有効となるさつまいもの栄養成分についての解説と、誰にでも簡単に手早く作れる「スイートポテト」のおやつレシピをご紹介します。

さつまいもで免疫力アップ!

さつまいもといえば、まず食物繊維豊富と思い浮かびますね。このさつまいもにはセルロースとヤラピンという食物繊維が含まれています。これらの食物繊維は、犬がお腹の不調を訴えたときに有効な食材です。また、ビタミン、ミネラルも豊富でエネルギー代謝をアップしてくれるため、太りにくい体質作りに一役買ってくれるのです。

お腹の調子を整えてくれる食物繊維が豊富

さつまいもには、さつまいもにしか含まれないヤラピンという成分があります。このヤラピンが腸の蠕動運動を促進してくれるのです。また、セルロースとの相乗効果によって、腸が刺激され便秘の解消に役立ちます。下痢をしてしまったときは、1日絶食させた後に、ふかしたサツマイモを少量与えてみると効果が期待できます。また、セルロースには、コレステロールを低下させる作用や血糖値をコントロールする働きもあるので、大腸がん、糖尿病などの予防に役立ちます。

ダイエット効果が期待できる優秀なビタミンB群、ミネラル、βカロチンが豊富

さつまいもに含まれるビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)によってエネルギー代謝がアップ、このため太りにくい体質を作ってくれます。また、βカロチンは犬のカラダの中でビタミンAに変わる栄養素です。このβカロチンは、犬にとってとても大切な栄養素で、例えば鼻(ピンク色など)の色抜けを防ぐ有効な成分と言われています。熱を加えることで効率よく摂取できる成分でもあるので、スイートポテトなどにすることはとても有効です。
また、さつまいもは、芋類の中でビタミンCの含有量がトップです。ビタミンCには抗酸化作用があり皮膚や血管の老化を防ぐ効果があり、免疫力アップにも役立ちます。さつまいものビタミンCは、熱に強いので加熱しても損なわれることはありません。

ガン細胞の抑制をしてくれるなど、いいことずくめのさつまいも

さつまいもには、ガン細胞の繁殖を抑制してくれるガンクリシオド、塩分を排出してくれるカリウム、骨を丈夫にするカルシウム、老化を予防する「若返りのビタミン」ビタミンEなど、犬のカラダに良い成分がいっぱい含まれています。

さつまいもをあげる時の注意点

さつまいもの主成分は炭水化物です。糖質が多く含まれているのでカロリーが高く、おやつにプラス食餌のトッピングなどとあげすぎると肥満になる可能性があります。さつまいものカロリーは、100gあたり132kcal(生の場合,蒸した場合は131kcal)です。大きめのさつまいも1本では約390kcalあります。さつまいもを主食とする訳ではないので、おやつとしてさつまいもをあげる量の目安は、10kgの体重に対して1.5cmの輪切り1枚程度/1日を目安としてあげてみて下さい。美味しいさつまいもですが、上げすぎには注意が必要です。また、生のさつまいもは消化が悪いため加熱してから犬にあげて下さい。生で上げると消化不良を起こしてしまう可能性があります。

犬に美味しくて優しいスイートポテトを作りましょう

生のままでは消化されないさつまいもは蒸してあげることが、犬にとっては有効です。また、皮の部分には、消化酵素,アントシアニン、抗酸化物質などが含まれているので、皮付きのままあげるのがベストです。もし、初めてさつまいもをあげるのでしたら、まずはサイコロ状に小さくカットしたものを与え、お腹の調子みるようにしてください。

犬のカラダに優しいおやつ作りませんか?~スイートポテト~

〜レシピ〜

材料:
さつまいも(皮付き) 1個
シナモン(有機のもの)少量
卵黄(照りを出すため)1個

さつまいもは皮付きのまま、蒸すかレンジで加熱します。加熱して柔らかくなったら、フォークやすりこぎなどでペースト状に潰します。加熱されたさつまいもは十分に甘みが出ているので、砂糖などのを加える必要はありません。ペースト状になったらシナモンを加えよく混ぜます。この状態で与えてもいいのですが、せっかくですからアルミホイルや耐熱容器に入れて、卵黄を表面に塗り、オープンまたはトースターで焼き目がつくように焼きましょう。

さいごに

さつまいもは犬の健康にとってとても有効な成分を多く含んでいるの食材ですが、まれに、アレルギーを起こす場合があります。目の充血、嘔吐、下痢、湿疹、腫れなどのアレルギー症状が出た場合は、さつまいもはあげないようにして下さい。初めてあげる時には、少量を上げてみて症状が出ないか様子をみるようにしましょう。また、肥満の原因になるのであげすぎには注意が必要です。犬の元気が無い時や、お腹の調子が悪い時には、是非作ってみてあげてください。また、お誕生日には、大きな耐熱容器で焼いて、飾り付けをしてあげると豪華な誕生日ケーキが出来上がります。

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