ドッグランのマナーとトラブル対策
そして、できればトラブルを起こしたり巻き込まれたりはしたくないはず。
ドッグランで楽しく素敵な時間を過ごすための、マナーやトラブル予防、対策などをご紹介いたします
そもそもドッグランは何をするところ?
ドッグランとはその名前の通り、犬が走り回れる広場です。公園の中にフェンスで区切られたドッグランが設営されていたり、ドッグカフェや動物病院、サロンなどに小さめの囲いで併設されていたりするところもあります。
犬にとっても飼い主にとっても、たくさんのメリットがドッグランにはあります。
・全力で走り回れるなどストレス発散になる
・他の犬と遊ぶことで社会性を学べる
・散歩や室内遊びでは補えない運動不足の解消
・飼い主同士の情報交換ができる
・普段ではない状況下での訓練ができる
特にあまり他の犬と交流する機会がない犬にとっては、ドッグランは大切な情報収集や学びの場です。
ドッグランに行く前準備と注意点
いざドッグランに!の前に、準備や調べ物を済ませておきましょう。
1、 呼び寄せ、マテなどの基本的なしつけはきっちりしておく
どこにいてもどんな状況でも、呼べばすぐに飼い主の元へ戻ってくることができるか、はとても重要です。
同様にマテも、ケンカや興奮を収めることや、不測の事態が起こったときに有効なコマンドとなります。
2、 ワクチン接種、ノミダニ予防を済ませておく
多くのドッグランでは、ワクチン接種、狂犬病予防などの証明手続きが必須になっていることもあります。
自分の愛犬が大丈夫だとしても、ドッグランには不特定多数の犬がやってきますので、十分に予防しておきましょう
3、 他の犬や人にある程度慣れておく
犬同士や、家族以外の人に慣らしたいから、とドッグランを利用する飼い主もいます。しかし、極端に怯える、逃げ回る、威嚇するなどの行動をとる犬にとっては、いきなり知らない犬や人がたくさんいる場所に連れて行かれるのは、ストレスでしかありません。場合によっては自他共に怪我をしてしまうことにもなり得ます。
まずはドッグランの外から様子をみるだけ、散歩のときなど見知らぬ人に触れ合ってもらう機会を作る、パピー(仔犬)の場合は犬の幼稚園などに通うなど、少しずつ経験を積むことが大切です。
4、利用する予定のドッグランについて調べておく
有料無料、会員登録の有無、ワクチン接種証明手続きの有無、広さ、施設の設備(遊具、休憩場所、水場などの有無)、そのドッグランの使用ルールなどを細かく調べておきましょう。
犬のサイズ(小型~大型)でエリアが分かれていたり、おもちゃやおやつの持ち込みが禁止だったり、ドッグランによって独自のルールが作られていることもあります。なかには飼い主一人に対して犬は何頭まで、と入場数に制限があることも。
4、 持って行くと便利なもの
ドッグランによっては持ち込みを禁止、制限しているところもありますので事前に確認しておきましょう。
・ロングリード、伸縮リード
呼び寄せが不完全である、飼い主が犬を制御しきれない、ノーリードでは不安なときに便利
・ペットボトルなどに入れた水
飲み水や汚れ落とし、クールダウンに便利。万が一、排泄してしまったときにも使うこともできる
・ビニール袋
排泄や嘔吐など様々な場面で使うことができる
・おもちゃ、おやつ
他の犬や飼い主に配慮して、慎重に使う必要があるが、遊びやご褒美に使うことができる
・ペットシーツ、マナーベルト
マーキング防止や衛生面から、基本的に排泄はドッグランの外で済ませることがマナーです。
排泄が管理しにくい、どうしてもマーキングをしてしまう、病気などで我慢できない場合などはマナーベルトを着用しましょう
トラブル予防と対策
下調べや準備など、自分たちがきちんと対策していても、小さなきっかけでトラブルは発生します。
愛犬を守れるのは飼い主だけです。トラブルを回避するための予防、トラブルが発生してしまったときの対策をしっかり身につけましょう。
1、 ドッグランに入る前に、どんな犬や飼い主がいるか確認する
犬同士にも相性はあります。絡み合ってプロレスのように遊ぶ、追いかけたり逃げたり走り回って遊ぶ、仲良くおもちゃで遊ぶなど、犬種、体格、性格の差などで遊び方がまったく違うこともあります。
そもそも、嫌いで苦手な相手もいるかもしれません。時間をズラす、場所を変えるなど自衛をしましょう。
2、 小さな子供を入れない、入れさせない
ドッグランは犬のための施設であり、触れ合いコーナーではありません。力の加減や犬への接し方を理解していない小さな子供は、子供自身や犬に怪我をさせてしまう可能性があります。ドッグランを出る、愛犬を抱きかかえる、リードをするなど身を守る必要があります。
3、 愛犬を制御できるようになる
呼び寄せやマテのしつけと同じように、興奮した愛犬を落ち着かせる方法を知っておきましょう。場合によってはコマンドが聞こえないほどの興奮状態になるかもしれません。ゆっくり落ち着いた低い声で話し掛ける、おもちゃやおやつで気を引く、手のひら全体を使ってゆっくり撫でるなど様々です。
愛犬にあった方法をいくつか知っていれば、もしものときに愛犬や周りの犬を守ることができます。
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