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シニア期のキャットフード選びのポイントは?

愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
[記事公開日]  [最終更新日]
シニア期のキャットフードの選び方とポイントを紹介します。
[ 目次 ]
シニア期のキャットフード選びのポイントは?
キャットフード選びはなかなか大変ですが、美味しく食べて元気に過ごしてもらうためには大切です。

特に7歳を過ぎたシニア期の猫ちゃんは内臓の機能が衰えてくるので、今まで与えていたキャットフードだと胃腸に負担がかかります。
下痢や嘔吐、消化不良の原因にもなるため年齢にあったフード選びがカギになります。

本記事では、シニア期の猫ちゃんのキャットフードを選ぶポイントを紹介します。
参考になれば、幸いです。

シニア期のキャットフードの選び方

シニア期は消化吸収する力が衰えてくるため、低脂質、低カロリーのキャットフードをチョイスすることです。
活動的だったアダルト期に比べるとシニア期は運動量がグッと減少して、寝ている時間が長くなります。

そんな活動量が減少している愛猫にこれまでの高カロリーなエネルギー設定のキャットフードを与えていると、うまく消化できなくなり内臓に負担をかけることになります。
さらには、カロリーを消費し切ることができなくなり、肥満の原因にも。

肥満は万病の元と言われており、病気予防のためにも、肥満にならないように毎日の食事をコントロールできるものをチョイスすることがシニア期のキャットフード選びの要とも言えます。

第二に、シニアの食事は消化の良いものを選ぶと良いでしょう。
歳と共に内臓の機能も衰えてきますから、効率よく消化できる酵素や乳酸菌が配合されたキャットフードを選ぶのがおすすめです。
キャットフードは総合栄養食と記載されているものを選ぶことにより、フードと水飲みで必要な栄養素をまかなうことができます。

キャットフードは負担の少ないものを

シニア期のキャットフードの選び方をしょうかいしましたが、栄養素のバランスと一緒に注目したいのが化学合成物質や添加物が含まれているかという点です。

市販のきゃっフードは腐食を防ぐためや嗜好性を高めるために防腐剤や添加物が配合されています。
しかし、特にシニア猫にとってはこれらの成分は身体の負担になり、免疫力を下げてしまう原因にもなります。

なるべく添加物が含まれていない自然由来の素材で作られたフードを選ぶのが、良いでしょう。
また、個別包装されており新鮮な状態で与えることのできるフードがおすすめです。

もう一点注目したいのは、主原料に骨や皮などの副産物が含まれていないかという点です。
これらの副産物も低下した胃腸への負担になるため、なるべく肉だけで作られた生肉の含有量が多い素材重視のシンプルなものをチョイスします。

同時に、猫は本来肉食性であり穀物類を消化することが苦手です。
アレルギーにも考慮して、グレインフリー・ヒューマングレードの商品を選ぶのがおすすめですよ。

シニア猫に必要な栄養素とは?

ニアの食事は、栄養バランスの良い内臓に負担をかけないフードを与えることが毎日の健康につながります。
シニアに積極的に摂取してもらい栄養素を紹介します。

・動物性タンパク質

魚・肉類に多く含まれている動物性タンパク質は、猫のしなやかで丈夫な身体づくりには欠かすことのできない栄養素です。
タンパク質を摂取することにより、良質な筋肉を生成することができます。

年齢と共に筋肉量も減少してくるので、今まで以上に良質な動物性タンパク質が必要になります。
本来、猫は肉食性であり肉類の摂取は生きていく上で必要不可欠です。

動物性タンパク質を摂取することにより、生き生きとした皮膚と被毛の生成にも効果があります。
丈夫な筋肉は身体全体の活動機能もあげてくれるので、生き生きと生活することができます。

・グルコサミンやコンドロイチン

年齢とともに衰えてくるのが骨や関節の機能です。
愛猫が元気に走り回ったり、跳んだりするためには関節が柔軟に動かすことが必要です。

そのためには、グルコサミンやコンドロイチンなどの関節や軟骨に良いとされる栄養素が必要です。
グルコサミンには、軟骨を再生したり修復する働きがあり、コンドロイチンは、グルコサミンと一緒に摂取することにより軟骨の柔軟性やクッション性を高める役割を持っています。

・酵素・乳酸菌

シニア期は代謝も低下して、消化酵素の分泌も減少するため消化機能が衰えてきます。
そんな消化機能の維持と胃腸への負担を軽減するためには、酵素や乳酸菌の積極的な摂取がおすすめです。

老化とともに、タンパク質や脂質を分解しにくくなるため、なるべく新鮮な酵素や乳酸菌が含まれた食材を与えることが大切です。
消化機能のサポートをしてくれる酵素や乳酸菌は極めて重要な栄養素になります。

・下部尿路に配慮したもの

猫は尿路結石など下部尿路に疾患が出やすい側面があります。
そのためカルシウムやマグネシウム過剰摂取しないように下部尿路に配慮したシニア用フードをチョイスしましょう。

また、普段から水をこまめに飲む習慣をつけて新鮮な水がいつでも飲めるようにすることで、尿路結石などを予防することができますよ。

まとめ

シニア期のキャットフードの選び方のポイントについて紹介しました。
シニア期はアダルト期よりもより健康的な栄養バランスのとれたキャットフードを選ぶことが大事です。

食事管理の参考にしていただければ幸いです。

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