愛猫が高いところから降りてこない!原因とふれあう方法5選
おうちでは、キャットタワーや棚の上がお気に入りという猫ちゃんは多いかもしれませんが、猫によっては高い場所から降りられなくなったり、ずっと下に降りてきてくれなかったり心配になる場面もありますよね。
猫が高いところから降りてこない理由と対処方法について、紹介します。
猫はなぜ高いところが好き?
犬は走ることが好きであり、高い場所に登ったりする様子はイメージできませんが、猫は木の上や高い塀などに身軽に乗り生活していますよね。
なぜ猫は高い場所がすきなのか気になる方もいるかもしれません。
元々猫科の動物は木の上で寝たり、獲物を持っていき食べる習性があります。
木の上など高い場所は外敵も少なく、見晴らしが良いため危険にも気付きやすいという利点があります。
加えて、他の猫に対して優位性をアピールするために高いところに登ることもあります。
野生時代の名残と高いところのメリットの大きさから、猫はよく高い場所に登る様です。
また、高い場所はなかなか他の猫や生き物にとっても手が出しづらく、安全地帯になる場所です。
周りの異変に気づきやすく、なおかつゆっくりリラックスできる場所のため猫は好んで高い場所に登ります。
しかし、場合によっては高いところから降りてこない!飼い主さんとぜんぜんふれあえないという猫ちゃんもいます。
猫ちゃんが高いところに登って降りてこない原因と対処法を紹介します。
猫が高いところから降りてこない原因と対処法5選
猫が高い場所から降りてこない時に考えられる原因と対処法について紹介します。
なかなかふれあうことができずに苦労している飼い主さんの参考になれば、幸いです。
①単純に降りられない
高い場所が好きと言っても猫の運動神経にも個人差があり、興味本位で登ってみたは降りられなくなってしまった!というケースもあります。
特に子猫ややんちゃな性格の猫は好奇心が勝って登ってしまいがちですが、気づくと降り方が分からずに困ってしまうということがあります。
そんな時は飼い主さんや家族が降ろしてあげる必要があります。
注意したいのは、予想外の展開にパニックになっている愛猫もいます。
下ろしあげる時に大きな声を出したり、飼い主さんが慌ててしまうと愛猫がびっくりして転落してしまう危険もあります。
飼い主さんは出来るだけ愛猫を刺激しない様に、優しく声を掛けて降ろしてあげましょう。
興奮状態に猫がある場合には、噛み付いたり引っ掻いて怪我する可能性もあるため手袋をつけて、下にクッションなどを準備して、猫が飛び降りても大丈夫なように安全を確保してから降ろします。
②環境の変化、ストレス
飼育環境の変化に猫は敏感であり、ストレスを感じやすい生き物です。
先住猫が新入りの猫と相性が悪く、高い場所から警戒して降りてこないということがあります。
さらには、その逆もあり愛猫が飼育環境の変化に反応して高い場所=安全地帯に引きこもってしまうケースもあります。
ストレスの原因や変化を少し緩和するために、原因を特定することが大切です。
ストレスをそのままにしておくと、体調不良やイライラしたり心身の健康にも良くありません。
猫ちゃんの様子を見ながら、高い場所を定期的にチェックして水を飲んだり、餌を食べないなどの極端なまでに降りてこない時は飼い主さんがサポートしてあげましょう。
③リラックスしている
猫にとって高い場所は安全地帯でもあり、リラックスしやすい場所と紹介しましたが、猫の性格によっては高い場所がお気に入りであり、長い時間を高いところで過ごすということがあります。
この場合は、猫ちゃんのタイミングで定期的に下に降りて用を足したり、ご飯時は降りてくることが多いのであまり気にする必要はありません。
しかし、水も飲まず餌も食べないでゴロゴロしている時は病気や体調不良が隠れている可能性があります。
愛猫の様子を観察しながら、高い場所で快適に過ごせる様に準備してあげましょう。
④苦手なことがある
よく飼い主さんが動物病院に連れて行こうと愛猫を探していると、高い場所から降りてこないということがあります。
避難場所としても高い場所は有効であり、見ず知らずの人が来客している、動物病院など苦手な場所に連れて行かれるなど猫にとって苦手なことがある場合には、高い場所から降りてこないです。
なるべく愛猫の好きなもので気を引きつつ、素早く抱っこして動物病院に連れて行きましょう。
警戒している愛猫が攻撃することもあるため、飼い主さんも怪我には注意します。
<おすすめ動画>
<関連記事>
実は猫の尻尾にも感情表現が隠されている?尻尾で見分ける喜怒哀楽犬は嬉しい時には尻尾をブンブン降って喜び、怖がっている時には、股下に挟んだりと感情を尻尾の動きにより知ることができます。 犬の尻尾が、感情のバロメーターであるのは有名ですが、実は猫も尻尾の動きにより感情を読み取ることができます。 本記事では、猫の尻尾に隠された感情について紹介していきます。 愛猫とのコミュニケーションの役に立てば幸いです。
<関連記事>
猫の噛みつきを広い心で考える犬だけでなく、猫にも噛みつきの行動があります。 たしかに噛みつかれてケガをするのは嫌ですが、これを問題行動だと決めつけて、とにかくやめさせようという意識を働かせるのが、果たして正しいのかどうか。猫の噛みつきについて、猫目線で考えてみます。
<関連記事>