ウィズぺティウィズぺティ
初めての方へ会員登録ログイン買い物かご
健康ライブラリー > 愛犬が手足を噛んではげてしまう舐性皮膚炎 ストレスの原因と対策法

愛犬が手足を噛んではげてしまう舐性皮膚炎 ストレスの原因と対策法

愛玩動物飼養管理士
根本ももこ
[記事公開日]  [最終更新日]
犬はストレスが溜まると、さまざまな問題行動を起こすようになります。

今回は、ストレスが原因で自分の手や足を噛んでしまうときに、どのように対応をしたらよいのか、ストレスの発散方法について紹介します。
[ 目次 ]
愛犬が手足を噛んではげてしまう舐性皮膚炎 ストレスの原因と対策法
犬はストレスが溜まると、物を破壊したり飼い主さんの言うことを聞かなくなったりと、いろいろな問題行動を起こすようになります。

今回は、犬のストレスは何が原因なのか、ストレスが溜まってしまうことで起こる自傷行為、ストレスを発散させるためにはどうしたらよいのか紹介していきます。

犬のストレスの原因とは?

犬がストレスを感じるのはどのような状況のときなのでしょうか。

犬にとってストレスになる原因は、運動不足、引っ越しやホテルに預けられたなどの環境の変化、留守番が多く寂しい、トリミングや動物病院などがあります。

犬の性格によって同じような状況でもストレスを感じる度合いは違うので、まったくストレスにならない子もいれば、強いストレスを感じる子もいます。

家族に新しく赤ちゃんが生まれたり、新しい犬や猫が家族になったときにも、初めのうちはストレスになることもあります。

犬がストレスを感じたときにする行動

知らない人に抱っこをされたときや、動物病院に連れて行ったときに、愛犬が震えてしまうことはありませんか。

犬がストレスを感じると、身体がガクガクと震えてしまったり、水に濡れたときのように体をブルブルと震わすことがあります。

そのほか、叱られているときには落ち着こうとしてあくびをしたり、しっぽをひたすら追いかけたり普段とは違う珍行動をする子もいます。

ストレスが一次的なものであれば、過剰に心配することはありません。

しかし、ストレスによって問題行動をするときや下痢や嘔吐などの身体的な症状があるときには、何らかの対策をする必要があります。

ストレスが原因で手や足を噛む舐性皮膚炎

ストレスが原因で自分の手や足を血が出るほど噛んでしまうことがあります。

また、手や足を噛んでしまうことで毛が抜けてはげてしまったり、炎症を起こす場合もあります。

このように、特定の部位を噛んだり舐めてしまうことで、舐性皮膚炎(肢端舐性皮膚炎)という皮膚炎になることがあります。

動物病院では、舐め続けることによる細菌の感染を防ぐため、エリザエスカラーを装着して、薬を用いた治療が行われます。

犬が身体をしきりに舐めるときは、怪我や炎症が起きていないか、痒がっているような様子がないかどうか確認をして、気になることがあるときは動物病院を受診してください。

かゆみなどから気になって舐めたり噛んだすることもありますが、舐性皮膚炎はストレスも関係していると言われているので、ストレスとなっている原因を取り除くことが重要です。

愛犬が手足を噛んではげてしまう舐性皮膚炎 ストレスの原因と対策法

運動不足を解消しよう

犬の問題行動のある程度は、運動不足を解消することで解決できるという専門家もいますが、この言葉にあるように運動不足は犬にとってはかなりのストレスになります。

お仕事で家を留守にすることが多く、ケージなどに入っている時間が長かったり、散歩に行く頻度が限りなく少ないときには、ストレスや暇を潰すために、身体を噛むなどの行動をすることがあります。

雨が降っているときに無理をして散歩をしたり、遠くのドッグランに毎日行く必要はありませんが、犬も体を動かすことは健康の保持・増進を考えてもとても大切です。

小型犬でも活発で運動量が多い犬種もいるので、愛犬が必要としている活動量を考えて、運動不足にならないように散歩や家でできる引っ張りっこなどの遊びをしてください。

また、大型犬だからたくさん運動をさせたいと思って、愛犬がへとへとになるほど歩いたり、無理に引っ張りしてしまうと飼い主さんの思いがマイナスになって、愛犬が逆にストレスに感じてしまうこともあります。

散歩などをするときにも愛犬の様子を確認して、ハァハァしているときは休憩などをしながら余裕をもって散歩を楽しんでください。

愛犬が手足を噛んではげてしまう舐性皮膚炎 ストレスの原因と対策法

コミュニケーション・スキンシップも忘れずに

運動をしたからOKというわけではなく、犬とのコミュニケーションやスキンシップもとても大切です。

飼い主さんがお仕事などで家を留守にすることが多く、寂しい思いをしているときには、それがストレスになっていたり不安な思いをしていることもあります。

愛犬にとっては飼い主さんが唯一の頼れる存在ですので、大好きな飼い主さんの甘えたい、かまってほしい、ほめてほしくて犬は飼い主さんにたくさんアピールをしています。

時には思いっきり遊んだり、抱っこをしたり、ほめたりと、愛犬との時間をぜひ一緒に楽しんでください。

ストレス発散グッズを使う

犬は噛むことでストレスを発散することもできるので、ペットショップなどに売られている噛むおもちゃやガムなどを使うこともおすすめです。

留守番をするときに、噛んでいられるものを与えることで、暇で自分を噛んでしまうことを軽減できる可能性もあるので、運動不足解消などを合わせて活用してみてください。

ページ先頭へ