猫の耳掃除はした方が良い?ポイントを紹介
定期的なブラッシングや爪切りなトマトケアは大切ですが、猫の耳掃除はしたほうが良いのでしょうか?耳掃除について紹介します。
猫に耳掃除は必要?
猫に耳掃除は必要かという点ですが、健康中聴力を保つためには必要です。
しかし、人間の耳掃除とは違い必ずしも、定期的に行わないといけないものではありません。
猫にとって耳は、音や飼い主さんの気配を感じ取るために重要な器官です。
猫が素早くしなやかに動くためには、敏感な聴力が必要です。
猫の耳は60キロヘルツまで音を聞き取れると言われており、猫はより多くの音を聞き取ることによりあたりに獲物はいないかなど情報収集しています。
重要な器官である猫の耳ですが、立ち耳の猫の場合は通気性があり、蒸れて菌が繁殖するのを防ぐことができるため、そこまでヨゴレが気になるということは少ないでしょう。
スコティッシュフォールドなどの垂れ耳の猫は逆に、耳に蓋がしてある状態になるため湿気がこもりやすく、菌が繁殖して耳垢になることがあります。
そのため、立ち耳の猫よりも垂れ耳の猫は耳の中を気にしてあげる必要があります。
猫の耳掃除の頻度は?
猫の耳掃除はどのくらいのペースで行えば良いかという疑問ですが、汚れが気になっているときに耳掃除をするが正解です。
耳掃除を嫌がる猫も多く、無理やり耳掃除をしてしまうと猫との信頼関係が傷つく危険もあります。
さらに、暴れたときに耳の中を傷つけてしまう可能性もあるため、無理やり耳掃除を行うのは止めましょう。
猫の耳掃除は愛猫の機嫌の良い時に行うようにして、愛猫が嫌がる時には中止して猫のペースに合わせて行います。
耳の状態が気になる時には、かかりつけの獣医さんの元に連れて行き、診察を受けるのが安心です。
プロの方に耳掃除をお願いすることで、安全に愛猫の耳の状態を見てもらうことができますよ。
猫の耳掃除のやり方は?
自宅で汚れが気になりケアしたい時にはどうしたらよいのでしょうか?
具体的な方法を紹介します。
まずは飼い主さんの爪で愛猫の耳を傷つけないように、爪を短く切りましょう。
飼い主さんが不安に感じていると、猫に伝わってしまい不安になってしまいます。
飼い主さんがリラックスした状態で耳掃除をしてあげましょう。
家庭でする耳掃除のやり方として、一番ポピュラーなのはコットンやガーゼなどで耳の見える範囲を拭き取ることです。
汚れが気になる部分をぬるま湯やイヤークリーナーをつけたコットンで優しく拭き取ります。
普段のケアの耳掃除はこの程度で十分です。
はじめて耳掃除をする場合には、猫ちゃんの頭を軽く撫でてあげ、優しく声をかけながら耳の周りを拭き取ります。
こびりていた汚れがあっても、強く拭き取ろうとはせずに、とれる範囲で拭き取りしましょう。
猫ちゃんが耳掃除に慣れてくれば、イヤークリーナーを数滴垂らして、耳の付け根を揉んで浮いてきた汚れを拭き取るという方法もあります。
中に入ったイヤークリーナーは、猫がぶるぶる首を振ることにより落ちるため心配は入りません。
イヤークリーナーはペットショップでも購入できますので、愛猫の耳を様子を見ながらベストなイヤークリーナーを選びましょう。
イヤークリーナーを使うのが不安な方には、イヤークリーナーが染み込んだウェットティッシュなども、おすすめです。
耳掃除をしようとした時に愛猫が痛がる、耳垢が黒くベタつく、強い臭いがするなど異常がある場合にはすぐに動物病院を受診しましょう。
外耳炎などの耳の疾患になっている場合があるので、獣医さんに診てもらい適切な治療が必要になります。
特に耳の疾患は一度かかると、再発する可能性が高いため、定期的に耳の様子を観察して外耳炎などにならないように予防することが大切です。
耳掃除は猫のペースで
耳掃除は無理やりやっても全く良いことがありません。
愛猫の耳をかえって傷つけてしまったり、今まで築いてきた信頼関係にヒビが入り、嫌な印象を持ってしまう原因にもなりかねません。
耳の汚れが気になる時は、耳掃除は必要ですか猫の様子を見て嫌がらない程度に行うことが重要です。
また耳掃除は慣れが必要であり、飼い主さんが耳掃除をする時にはコツがいります。
動物病院などのプロに健康診断もかねて耳掃除をお願いするのも、一つの手です。
客観的に専門家に耳の状態を見てもらうことにより、気づけなかった点にも適切に対応してもらえるようになりますよ。
愛猫の性格や様子をよく観察しながら耳掃除の頻度を決めましょう。
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