猫とうさぎ、一緒に飼っても大丈夫?必ず気を付けたいポイント
この記事では、猫とうさぎを一緒に飼う上での注意点を解説します。
これから飼おうとしている方の参考になれば嬉しいです。
中には、複数の種類のペットを一緒に飼っているご家庭もあると思います。
それぞれに個性がある「犬」と「猫」との生活を描いた作品が大ヒットしたのを、ご存知の方も多いと思います。SNSなどでは、他にも様々な動物が同居している写真や動画を、見ることができますね。
では、「猫」と「うさぎ」はどうでしょうか。
猫は、肉食動物で、狩猟本能をもつハンターです。
一方、うさぎは草食動物で、繊細でストレスにも弱いというイメージがあります。
果たして、そんな猫とうさぎは、家族になることができるのでしょうか。
一緒に飼うことで、猫がうさぎを襲うことや、うさぎがストレスを感じることはないのでしょうか?
猫とうさぎは同居可能。ただし相性もある!
結論から言うと、猫とうさぎは同居可能です。
ただし、両者は性質が異なる動物ですので、一緒に飼うことによるストレスや危険を予防するためには、それなりの工夫が必要です。
また、個体同士の相性もあります。
これは、猫とうさぎの組み合わせに限らず、他の動物や、猫どうし、うさぎどうしの同居でも同じことです。他のご家庭のペットと比べるのではなく、「うちの子」として迎えた猫、うさぎの個性を理解することを、第一に考えましょう。
ずっと飼い続けられるかな?
猫とうさぎを一緒に飼う前に、まず考えて欲しいことがあります。
それは「ずっと飼い続けられるかな?」ということです。
□住環境
十分な広さがあり、猫とうさぎの飼育が可能であることが重要なポイントです。
賃貸住宅や、集合住宅では、ペット飼育「可」の住宅であることが必須ですね。
また、ペット飼育「可」であっても、あらゆるペットを無制限に飼育できるわけではなく、何らかの条件付きの場合が多いです。
(条件の例)
下記のような条件つきの場合、残念ながら猫とうさぎを一緒に飼うことができません。
「小型犬のみ可」/「犬と猫のみ可」/「ペットは種類を通じて1匹まで可」など。
賃貸住宅の場合は、賃貸人(大家さん)や不動産会社、持ち家の集合住宅の場合は、管理組合の規約で確認できると思います。
うさぎの飼育が禁止されているのにこっそり飼う…というのは、トラブルになる可能性があるのでやめましょう。
□飼育にかかる費用
猫とうさぎの飼育設備やフードは全く異なりますので、それぞれ別々に用意が必要です。
犬の多頭飼いや、猫の多頭飼いのように「一緒に同じフードを食べる」というわけにはいきません。
動物病院の診療費用、ペット保険に入る場合には保険料も、それぞれにかかります。
犬や猫に比べ、うさぎの診療に対応している動物病院やペット保険は、そう多くありません。
飼う前に調べておくと良いでしょう。
また、日本は地震の多い国ですから、災害に遭った時の避難方法、避難用品のことも考えておきたいですね。
□家族の理解を得る
ご家族全員の理解を得ることも大切です。
ご自身が中心となりお世話をするつもりでも、体調不良の時には、ご家族にお願いすることもあるでしょう。ご家族全員、不在がちだという場合は、猫とうさぎのお世話は少し難しいかもしれません。
このように、様々なことを想定して、本当に猫とうさぎを一緒に飼えるかどうか、じっくり考えるのがおすすめです。
猫もうさぎもストレスなく安全に過ごすために
猫もうさぎも、縄張り意識をもつ動物です。また、うさぎは特に警戒心が強く、繊細な動物です。
お互いにストレスを感じないためにも、猫とうさぎのいる空間は、できるだけ分けた方が良いでしょう。
可能であれば、それぞれに別々の部屋を用意できると良いですね。もちろん、同じ部屋でも飼えないわけではありません。しかし、どちらかが体調の悪いときや、相性が悪かった場合のために、専用の部屋がある方が、より望ましいです。
同じ部屋の場合は、うさぎがケージの中にいる間は猫を室内で自由にさせ、反対に、うさぎを室内で遊ばせるときは猫をケージの中に入れる、という方法が考えられます。
この時、うさぎが猫のおもちゃなどをかじらないように、注意しましょう。
どちらもケージに入れずに、猫とうさぎを同じ空間にするときは、飼い主さんが目を離さないようにしましょう。猫がうさぎを獲物と認識した時や、どちらかが「自分の縄張りが侵食された」と感じた時などに、トラブルが発生する可能性があるからです。
ただ、お互いに全く顔を合わせないでいると、顔を合わせた時にびっくりしてしまうようです。
時々は対面させて、同居しているということを理解させた方が良いでしょう。
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