愛猫に引っかかれた!手当ての方法とふれあい時のポイント
本記事では、愛猫に引っかかれた際の手当てについて紹介します。
また愛猫の機嫌が悪かったり、動物病院の診察中に嫌がって引っかかれるなんていうこともあります。
猫にとって鋭い爪は生活に必要な部位であり、必要不可欠ですが引っ掻き傷を放置しておくと炎症してしまったり、感染症の原因にもなるため適切に手当てをする必要があります。
さらには、猫に引っかかれないような対策と愛猫の爪切りもポイントです。
本記事では、猫に引っかかれた時の手当ての仕方と引っかかれないようにする対策とポイントについて紹介します。
快適な猫ちゃんとの暮らしのヒントになれば、幸いです。
猫に引っかかれた時の手当ては?
猫に引っかかれる可能性は猫と暮らしている方以外にも、猫カフェや路地などで猫に触ろうとして引っかかれる可能性もあります。
猫の爪は鋭くよく切れやすい形をしているため、シャッと皮膚に赤い線が入って傷になります。
猫に引っかかれた際に出血が少なく、痛みなどがそこまでなく傷口がかるければまずは流水でよく洗い流しましょう。
よくやりがちなのが洗わずに薬などをつけてしまうことです。
患部を洗わずに薬をつけてしまうと、薬が傷口にフタをしてしまい菌を閉じ込めることになるため逆に感染症のリスクを高めることになります。
必ず、傷口を優しく洗いながらしてから薬などをつけます。
傷が軽い場合には、洗い流したあとによく泡だてた石鹸を傷口にのせて優しく洗い泡を流します。
石鹸に含まれる界面活性剤が傷口の中の菌を浮き上がらせる効果があるため、より消毒効果が高まりますよ。
傷口が深い場合には、まず流水で洗い流してからすぐに止血することが大切です。
できれば流水で1.2分洗い流すのが良いですが、出血が酷かったり痛みが強い場合には、軽く洗い流して圧迫して病院にて診察を受けましょう。
傷口が深いと縫合などの必要も出てきますので、なるべく早めに病院を受診しましょう。
猫ひっかき病にも注意が必要!症状は?
猫に引っかかれた傷が原因で起きる感染症に猫ひっかき病というものがあります。
主な症状は傷口の化膿、腫れ、リンパ節の腫れ、発熱などの症状が見られます。
猫ひっかき病はバルトネラ菌という菌が原因で起こるズーノーシス(人畜共通感染)です。
バルトネラ菌は、猫の身体にいる常在菌になりますが人に感染すると上記のような発熱や化膿の症状が現れます。
猫ひっかき病は2週間ほどの潜伏期間があり、その後傷口が化膿したり腫れが現れます。
また、リンパ節が腫れることも特徴で長引くと数ヶ月にわたりリンパ節が腫れてしまうこともあるので、注意が必要です。
主な治療方法は、痛みや腫れがひどい場合には抗菌剤を使用しますが軽症の場合には、自然治癒することも多いです。
バルトネラ菌はノミなどに猫が寄生されることにより保菌するケースが多く、定期的なノミ・マダニの駆除をすることが予防策になります。
1番の予防は猫や犬に噛まれたり、引っかかれたりしないように適度な距離感でふれあいすることです。
引っかかれないための対策を!
猫に引っかかれた傷口はじんじんと痛いものであり、できれば引っ掻き傷を作るのは避けたいものですよね。
猫と暮らしていると戯れている時に引っ掻き傷ができることは多少仕方がな違かもしれませんが、対策をすることは大切です。
引っかかれないための対策を3選紹介します。
①爪切りをする
爪切りが嫌いな猫ちゃんも多く、なかなか爪切りさせてくれない子もいますが愛猫自身の身体を傷つけないためにも定期的に爪切りをして短くしておくことは大切です。
また、爪切りは動物病院などでしてもらうことも可能ですので、プロにお願いするのも一つの手になります。
さらには、飼育スペースには爪とぎを置くようにしましょう。
爪とぎは猫にとって大切であり、ストレス発散にも効果があります。
爪のケアができるようにこまめにふれあいの際に爪の長さを確認しましょう。
②猫の嫌がることはしない
猫ちゃんが嫌がることをすると、怒って引っ掻いてくることがあります。
特に外にいる猫ちゃんは警戒心が強く、菌などを保有している可能性がら高いので見つけても無闇に触らないようにしましょう。
飼い猫の場合には、動物病院などに連れて行く際は診察中は洗濯ネットやケージに入れて落ち着かせる工夫が必要です。
洗濯ネット?と意外に感じる方もいるかもしれませんが、猫ちゃんが落ち着く方法として効果的です。
猫は自分の時間を大切にする生き物であり、1人時間を尊重して、猫ちゃんのペースで触れ合うことがポイントになります。
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