犬猫両方の記事
卵巣遺残症候群について
卵巣遺残症候群はとてもまれな病気ですが、体の中に機能的な卵巣が残っていて、そこから分泌される性ホルモンの影響で発情徴候が出てきたり、その影響で病気になるというものです。 避妊手術を行ったにも関わらず発情のような症状がみられた場合はこの病気が疑われるため、症状や外陰部からの分泌物の検査、ホルモン測定、画像検査などで診断を行います。 治療は外科手術が基本になりますが、ホルモン注射のような内科的治療を行うこともあります。
ペットを連れてお引越しの注意点は?新しい環境に慣れさせるには?
引越しは、生活環境が大きく変わるためペットには大きなストレスになります。犬や猫など、ペットを連れて引越すときの注意点をお伝えします。
意外と知らない 犬と猫の違い
犬と猫は、共通の祖先から分岐して進化しました。共通の祖先は森の中で暮らす小型の肉食獣でした。猫は森に残り、犬は草原へ出て進化してきたのです。この違いが、犬と猫の体の構造や習性に違いを生み出してきました。犬と猫の違いを正しく理解し、それぞれに快適な生活環境を用意しましょう。
糞便検査の重要性
犬を飼って動物病院に通った経験のある方なら、一度は犬の糞便検査をやってもらったことがあると思います。下痢をした時には身体検査と並んで必ず行う検査であり、ほとんどの動物病院で健康診断の検査項目にも組み込んでいるからです。とても身近な検査である糞便検査について、検査を行う目的、検査で分かることと分からないこと、検査の方法、注意点について解説します。
新型コロナウイルスは犬や猫にも感染するのか?注意すべき点は?
現在、世界中で拡大している新型コロナウイルスについて、人と人の間での感染のみ認められていますが、犬や猫にも感染の可能性があるのかどうか、またペットを飼育している人はどのような点に注意して今後生活すればいいのか解説します。
マダニと重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
数年前からマダニ予防の重要性が注目されています。もともとマダニがさまざまな感染症を媒介することは知られていました。その一つがSFTSウイルスが原因となる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気です。しかし、SFTSウイルスに感染して発症する動物は人間だけだと考えられていたのです。それが2017年に犬と猫での発症が発見されたことで一気に注目度が高まりました。人間がマダニに咬まれなくても、ペットの犬や猫からこの病気が感染する可能性がある以上、しっかり予防をすることがペットだけでなく我々人間の安全にもつながる...
猫のコロナウイルス感染症って?猫伝染性腹膜炎について知りたい!
2020年冬世界的に人の感染症として話題になっているのが「新型コロナウイルス(COVID-19)性肺炎」です。中国を中心に死亡者も多く出ているため、危険性が指摘されていますが、実はコロナウイルスよる猫ちゃんの病気もあることはご存知でしょうか。 猫ちゃんは肺炎ではなく腹膜炎に罹患することが多く、致死率がかなり高いため特に保護猫出身猫ちゃんのの飼い主さんには必須の情報です。正しい知識を身につけて、愛猫の健やかな毎日をサポートしましょう。
知っておけば安心 犬猫用治療薬の基礎知識
動物病院で処方された薬が自分の薬と同じだったということはありませんか。動物病院では多くの人用医薬品も使われています。だからと言って、飼い主さんの自己判断で自分の薬を動物達に与えるのは危険です。動物用医薬品についての基礎知識を身につけ、薬を正しく使いましょう。
ペットシッターにお世話をお願いする際の注意点
ペットシッターは、ペットをお留守番させる時にいつも通りの暮らしができるようにサポートしてくれる存在です。信頼できるペットシッターを探し、安心してお世話をお願いする為にも、事前に詳細を確認しておくようにしましょう。
猫ちゃんの眼が開かない?!猫の結膜炎について知りたい
最近は猫ちゃん派の方がとても増えていますよね。ペットショップはもちろん、保護施設や街中で仔猫を保護して、家族として迎え飼われる方も多くなっています。 これから大事な家族になってくれる猫ちゃん、けれどなんだか眼が赤く、うまく開けることができないようです・・・これって何でしょうか、動物病院に行った方がいいんでしょうか?
尿検査の重要性と尿の採り方
尿にはさまざまな情報が詰まっています。今回は尿検査で分かる病気、動物病院で調べていること、尿を採取するときに気をつけてもらうたい点、犬と猫それぞれの尿の採取方法について解説します。
動物福祉から考える飼い主の責任
人は、人以外の動物の生命を利用しなければ生きてはいけません。それを前提に、私たちは他の動物に対して、動物福祉の考え方に則った付き合いをしていくべきではないでしょうか。今回は、伴侶動物と一緒に暮らす飼い主の責任について、動物福祉の考え方をベースに考えていきたいと思います。
ペットのことをもっと知りたい!資格・検定に挑戦しよう
大好きな犬、猫と暮らすうちに、「動物のことをもっと知りたい!」「資格に挑戦したい」と思った人も多いのではないでしょうか。 ペット・動物に関する資格や検定と、その取り方を解説します。
間葉系幹細胞療法について
近年、再生医療が人においても注目を集めていますが獣医療においても目覚ましい進歩を遂げています。 自分自身の細胞を用いて、損傷した組織を修復する幹細胞療法について今回はご紹介して行きます。
第4の癌治療〜活性化リンパ球療法〜
今回は近年 人医でも話題になっている免疫細胞療法の中の活性化リンパ球療法を説明していきます。 癌治療において従来の外科療法、化学療法、放射線療法に加えて第4の癌治療として注目を集めている治療法です。動物医療でも近年 実施する病院が増えてきているので、これからますます盛んになる治療法だと思っています。
ペットシッターは誰でもできる?本当に信頼できるシッターとは?
誰でもできるわけではないペットシッター。本当に信頼できるペットシッター像とはどういったものなのかをまとめました。
ジアルジア感染症とその治療について
子犬や子猫の時期、特にペットショップやブリーダーからお家に来て間もない頃に下痢をして、動物病院で糞便検査をしてもらったら寄生虫がいた…というのはよくある話です。人間では体の中に寄生する寄生虫がほとんど駆除されたため、飼い主さんはペットに寄生虫がいると分かるとショックを受ける方もたくさんいます。しかしながら、まだまだ動物では寄生虫の存在は珍しくありません。今回は寄生虫の中の消化管内寄生原虫であるジアルジアについて取り上げて解説します。
フードに入っていてほしくない原材料
ペットフードの原材料の中で、特にアレルギーや皮膚疾患の原因になる可能性の高いもの、長期的にみて肝臓や腎臓の機能に影響の出やすいものなどがあります。 また私達人間の食べ物とは必要な栄養面に大きな違いがありますので、その点をまとめました。
環境エンリッチメントとは?犬も猫もストレスがない幸せな生活を
「環境エンリッチメント」とは、動物が持つ本能を満たすような飼育環境を整えることです。難しく思えますが、少しの工夫で取り組むことができます。環境エンリッチメントを重視することで、犬や猫はストレスが解消でき、問題行動も少なくなるという効果も。環境エンリッチメントの例やコツをご紹介します。
動物看護師の仕事
動物病院に行くと、受付をしてくれたり診察室で動物を抱っこしてくれたり、会計の時に薬の上げ方を教えてくれたり・・・獣医師の診察以外では常に動物看護師が寄り添ってくれています。そんな優しい姿を見て自分も動物看護師になりたいと思った、という人もいます。動物が好きでいつも笑顔でいるイメージの動物看護師ですが、実際はどんな仕事をしているのでしょうか。今回は動物看護師について解説します。
ドライフードの保存、大丈夫?酸化防止で犬も猫も健康に
ドライドッグフードもドライキャットフードも、長く保存できるのがメリットです。しかし保存方法を間違えると、酸化や味の劣化が進み、愛犬や愛猫の体調不良につながってしまいます。今回はドライフードの適切な保存方法や購入のポイントをお伝えします。
犬と猫に全身麻酔をかけるまでの流れ
人間の医療と違って、獣医療では様々な検査や処置で全身麻酔が必要になります。去勢手術や避妊手術のような手術はもちろんですが、それ以外にも皮膚にできたイボを取るときにも、内視鏡検査をするときにも全身麻酔をかけます。麻酔リスクがなければ正確な診断のためにどんどん麻酔をかけたいところですが、どうしてもリスクをゼロにすることはできません。今回は麻酔をかけるために、動物病院ではどのような準備を行い、どのような手順で麻酔をかけているのかをご紹介します。
本当は怖い犬糸状虫症…!しっかり予防できていますか?
犬糸状虫という寄生虫をご存じでしょうか。フィラリアとも呼ばれるこの寄生虫は、蚊によって媒介され、心臓に寄生します。月に1回の予防をしている方も多いと思いますが、ではフィラリアとはどんな病気なのでしょうか。今更聞けないフィラリアのアレコレを、改めて解説していきます。
犬と猫にマイクロチップは必要?法律改正で今改めて考える価値
2019年6月12日に成立した改正動物愛護法の中で、マイクロチップに関する項目に大きな変化が生まれました。今再び注目を集める愛犬・愛猫のマイクロチップ事情について、愛する「うちの子」にマイクロチップは果たして必要なのか、ぜひこの機会に考えてみましょう。
知っておきたい皮膚の基礎知識
今回は、犬や猫と一緒に暮らしていく上で知っておいた方が良い皮膚の基礎知識についてご説明します。皮膚やその周辺組織の構造や機能、しくみを知ることで正しいスキンケアに活かして、愛犬・愛猫の健康管理に役立ててください。
ペットの理学療法について
ペット向けの理学療法として、運動療法や、鍼灸、整体、マッサージなど様々な理学療法があります。これらの特徴をご紹介いたします。
ペットを飼うことへの責任
日々の生活の中にワンちゃんやネコちゃんなどペットがいるのって、楽しいし癒されますよね。 でも「飼う」と決める前に知って欲しいことお伝えします。
自然療法を試してみませんか
自然療法として、アロマテラピー、フラワーエッセンス・フラワーレメディ、ホメオパシーなど、多様なものがあります。しかしこれらは日本医学会では認められていない世界で行われてきた伝統的な民間療法の一つです。
犬と猫、仲良く一緒に暮らすコツ
犬と猫を同時に飼育するにはどうするのがいいのか、犬と猫と一緒に仲良く生活していくコツを紹介しています。
食べているものに何が入っているか確認してますか?
平成21年より「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行されいおります。この法令によりすべてのペットフードに対して、「原材料」欄の表示が義務付けられました。ではこの原材料欄を見て、何を考えるとよいのかを紹介いたします。